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BMWがF1から撤退するという流れ

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ホンダが2008年シーズン限りでF1から撤退するという発表をしたのは、昨年の12月5日。福井会長の緊急記者会見での発表でした。そしてつい先日、7月30日にドイツのBMWが2009年シーズン限りでF1から撤退するという発表がありました。1982年に当時のブラバムにエンジンを供給するところから始まったBMWのF1の歴史に、一旦ピリオドを打つカタチになるわけです。

 

走る実験室だった時期、そして巨大なサーカス

F1、つまりフォーミュラワンという自動車レースの歴史は本当に紆余曲折あるわけですが、レギュレーションの統一という目先の問題以前に経済環境の問題があるのも事実ですよね。さらにかつては走る実験室、その後走る広告塔など位置づけは大きく変化しつつ継続されてきたわけですが、ココに来て、この巨大なサーカスに参加し続ける余裕が無くなったのは、やはり撤退の直接の原因のひとつであることは間違いないんでしょうね。

 

ただ、元々参加者の出入りの激しい自動車レースの世界のことですから

単純に今と同じようなカタチで復活することがあるのかなどについては素人がゴチャゴチャ言うべきではないですが、とりあえずBMWというメーカー自身を好きなワタシとしては、いずれまた(色々とご意見はあるでしょうが)自動車レースの最高峰に戻ってきて欲しいという気はします。

多分、F1というレースについても今後大きく変わってゆくのだろうとは思います。環境に良くないだとかなんだとか色んな議論があるのはわかっていますが、娯楽のひとつとしての自動車レースというもの、それを動かすエコシステム、周りに巻きついている設計や製造の技術の数々・・・ それらの集合体としてのレーシングカーやドライバーの運転能力というものに、少なくともワタシは今でもドキドキできるのがやっぱり嬉しかったりします。

基本的に、メカ好きなのが入り口なのですけど、アニメなどと違って実体があるものがやっぱり好きです。ワタシは。

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