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黒田恭一さんの逝去を悼む

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去る5月29日に、音楽評論家として知られていた黒田恭一さんが逝去されました。71歳。大変失礼ながら、それほどのお歳だとは存じませんでした。実は私と干支でちょうど二回り上にあたります。非常に個人的な思い入れで言うと、私にとって一番長く接してきた音楽評論家の方でした。

 

最初にお名前を認識したのは1970年代半ばのステレオサウンド誌

昔からクラシック音楽が好きだった父親が、たまに買ってきたオーディオ雑誌のステレオサウンド誌。当時は既に今と同じように季刊だったのですが、記憶が正しければ38号での特集に当時の著名なオーディオ評論家の家庭を訪ね、それぞれの方が自宅で使っているオーディオ機器の音を聞かせてもらうという特集がありました。そこで評論家の井上卓也さん(故人)とそれぞれのお部屋を訪問されていたのが黒田恭一さんでした。

もちろん、誌上での解説や評論の文章にも触れていたのですが、当時音楽自身よりもオーディオ機器の方に興味があったので、内容についてはよく覚えていません。ただ、音楽評論家としての黒田恭一さんという名前についてはそのころに覚えたはずです。

 

NHKで毎週のように聞いていた「20世紀の名演奏」

この番組、なんやかんや言いながら結構耳にしていました。ある時期はエアチェックしてストックしてました。同じように長くクラシックの番組「名曲のたのしみ」を担当されている吉田秀和さんに比べると非常に柔らかい語り口が・・・ いまでも耳に残っています。

 

不肖岩永は大学時代にオーケストラでコントラバスをやっていたのですが

卒業後はいろんな理由があってコントラバスにはほとんど触れていません。でも、音楽には常に触れているわけですが、おもにラジオを通じてクラシック音楽についていろんな知識をいただいた方でした。

ご冥福をお祈りしたいと思います。

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