お皿を焼く、データを投げる、そしてコアダンプを吐く
昔から擬態語の多い男として一部では知られている私なのですが、あるきっかけでふと、そういえばこんな言い回しをしてるなと思い出しました。個人的に今でも使っている言葉はあるのですが、とりあえず一般的な言い回しではない・・・んでしょうね。
まだ判らんでもない言い回し
お皿を焼く: 元々はCD-Rにデータを書くこと。要はレーザーで焼き付ける作業なのでかつてはMOなどでもこの言い方を使っていた。
データを投げる: サーバーなどにデータをローカルPCから転送すること。
お皿をくべる: かつてOSのインストールなどで大量のフロッピーディスクを順番にドライブに入れる作業。メディアがCDに替わってこの言い方はホボ絶滅。
結構お下劣な言い回し
コアダンプを吐く: System5やBSDといったUNIX系のOSを触っていた時期があったのですが、システムが凍るとカーネルやプログラム自身がディスクにメモリーダンプを書き出して終了するということが良くありましたが、コレをコアダンプを吐くと称していました。あるいはディスクの容量を考えずに見境なく書き出すし、状況によっては複数のディレクトリーに吐くこともあったので、そんなときは吐き散らす、とも称していました。
データを端から端までベロベロ舐める: DBのシステムでSELECT文を発行することを舐めると称していましたが、よせば良いのに「ベロベロ舐める」と称していたことがあります。下品この上なし、というカンジですが、大量のデータを対象とした作業を表現する時にニュアンスとしては良く伝わった記憶があります。
OSがズルズルっと立ち上がる: これは太古の昔にメインフレームを触っていた頃、本番OSのインストール前に磁気テープでドライバーとなる別のOSを読み込んで立ち上げる作業をした時に思いついた表現です。テープをズルズルと読み込んでコンソールにメッセージがサラサラと流れ出してきてOSが立ち上がるという、そのまんまの表現です。
因みに年上の人に通じなくて困った表現
サクサク動く: OS/2の宣伝を担当していた頃l、マーケティングの若い関係者や制作スタッフの間で軽く動くことの表現として「サクサク」を使いたいという話をしたのですが、その表現が全く通じなくて困ったことがあります。お前らの表現はさっぱりワカランと散々言われました。元はマージャンで「サクッとツモる」の表現から来たのですが・・・ それでも紆余曲折を経て最終的には「サクサク動く」という表現でやりましたけど。
因みに普通の会話ではなくプレゼンテーションの場合には・・・ 気をつけていますが、勢いが出てくると今でも擬態語がかなり入っているのに時々自分で気がつきます。あるいは意図的にそんな表現を使ったりもします。
もちろん仕事上の話ですし、必要以上に(必要なのか?)アホっぽく聞こえないように気をつけてはいるのですが・・・いや、他に芸がないもので (笑