気が付けばネクタイは黄色ばっかり
それほど着る物にこだわるわけではないのですが、さりとて全くこだわらない訳ではないワタシ。スーツは所詮作業着だよと嘯きながら、やっぱりなんとなく好きな方向があり、好きな色があり、そして好きなブランドがあったりするわけです。因みに全体の好みはここ30年ほど基本的に変わっていないのですが、10年周期で根本的に好みが変わったものがあります。ネクタイです。
ワタシのスーツの基本は俗に言うⅠ型系
アメリカントラディショナルと呼ばれるシングル3つボタン段返り中ひとつ留めのナチュラル・ショルダー。ベントはセンター。ズボンはノータックのストレートで、丈は少し短めにくるぶしの少し下。色はグレーが基本。
充分にこだわってる?もちろんいろんな経緯があって他のカタチや色も持っているんですが、間違いないのは全部シングルだってことですね。体型の都合とかがあって、どうにもダブルが収まり悪いワタシ、時々思い出したように試着したりもしますけれど、ダブルはダメですね。
ということで、実は新入社員の頃から基本が変わっていません。それでも昔はいろんなメーカーで品揃えがあったのですが、最近は本家アメリカの青山に昔から店を構えている本家メーカーですら殆どなくなってしまいました。そんなに頻繁に買うわけでもないスーツ。なんとなく冒険できないままこの年になってしまいました。古臭いんだよといわれると実も蓋もありませんが、今でも必要になれば細々とラインナップしてるメーカーのモノを探して買ってます。
それはこだわり過ぎ?すいません。
因みにネクタイは・・・10年単位で変遷しているみたいです
新入社員の頃は赤を基調としたレジメンタルタイが殆どでした。それが30台半ばに入ってピンクとか黄色が混ざってきて、でもレジメンタルタイがやはり基本。それが40台半ばの今は殆どが黄色基調で、レジメンタルタイは殆ど姿を消しました。最近はドットとか小紋柄が多いようです。
と、ふと周りを見ると、同じような年代の人は結構シブい色のネクタイが多いのに気づきます。ワタシ的にミトコンドリアと呼んでいるペイズリーは最近あまり見かけなくなりましたが、何らかのシブい色と模様のネクタイ。うーん・・・何度か試してみようとしたのですが、どうにも借り物くさくてダメです。
そういえば、赤は活力、黄色は自己主張の色だ、見たいな話を聞いたことがあります。じゃ青はどうかとかよく判っていないですが、でもその二つについては判る気はします。ピンクのシャツに黄色系のネクタイなんて確かに自己主張の塊(笑)だと自分でも思いますが、それくらいはいいじゃないですかと勝手に納得してたりします。
やっぱりこだわり過ぎ?すいません。
そういえばシャツはずっとボタンダウン。
因みにシャツはずっとボタンダウンで、昔は白が半分くらいでしたが、今は殆どありません。シャツも黄色、ピンク、薄い青などなど。クールビズ運動のおかげで以前よりもボタンダウンシャツのバリエーションが増えたのは個人的にうれしい流れです。ただブロード地(薄手の生地ですね)よりもオックスフォード地(比較的厚い生地ですね)のほうが昔から好きです。以前は自分でアイロンを掛けていたのでどうでもよかったのですが、最近は不精してカミさんにアイロンをお願いしています。かつては散々言われました。
「生地が厚くて体力がいる。疲れる。手ごたえありすぎ。ぷんぷん」
とういことで、罪滅ぼしに料理は私の担当になった・・・というのは半分冗談ですが、半分くらいは本当かも知れません。
こだわりすぎるから?すいません。
技術の進歩に感謝
でもクールビズ運動と繊維業界の進歩のおかげで、ノーアイロン加工したオックスフォード地のボタンダウンも結構出回るようになりました・・・ おかげで、最近はいわゆるトラッドなブランドではないところのノーアイロンシャツばかりです。
でも、着心地は悪くないので、それはそれでOK。基本的にスーツ周りのデザインは30年前に確立してしまったワタシですが、それでも技術の進歩に感謝。
こだわりつつも譲歩?いや、充分満足。
ワタシもオトナになったもんです。