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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

出向と帰任

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企業が色々な活動を行う中で、関連する企業へ出向したり、あるいは出向を受け入れたりということがあります。お互いの中を知り合うということ、橋渡しとして機能すること、あるいは足りない役割を果たすこと。事情や目的は様々なので一概には言えないのですが。

 

とりあえずワタシ自身も2回ほど、出向を経験しています

一度目は行きがかり上。二度目は色々理由があってある企業に出向させろと暴れ、一年かかってようやく実現。もちろんいろんなことが起きるのですが、とりあえずある一定の役割を持ってソコに出向く、というのは、たとえばひとつの企業の中での異動とはまた違ったものがありました。

因みに二度とも出向先から帰任した時点で元の部署が組織変更で跡形も無く消えてしまっていたりしていたので、それなりには大変でしたけど。

 

そこにある出会いと別れ

人間誰しも出会いと別れがあるわけですが、出向と帰任というのはなんだか他のカタチとかちょっと違う気分になります。人事異動の場合は「行きます」あるいは「変わります」という感じが多い気がします。退職の場合には「行きます」。たまには「お先に~」という物騒なのもありますが、それはちょっと置いといて・・・ 少なくともワタシの周りの場合には、それが多かった気がします。かたや、基本的に「出向元に戻ります」という挨拶になること違いを象徴しているかもしれません。だからなんだという話ですが。

あ~、戻っちゃうんだ

 

そういえば凄く例外的な出向が一度ありました

随分と前、IBMに居た頃にとても例外的な出向というのを経験していたのを思い出しました。そう。ここが重要です。「していた」。実は「してる間に、してることを知らなかった」んです。なんだそれ?

いや、1990年代初頭、スイスで開催された巨大なイベントの日本(というかアジア)からの来場者サポート要員として3週間ほど出張してたことがあります。日本から合計4人がカントリー・スタッフとして行ったのですが、仕事の役割上、ワタシの渡航費と滞在費はヨーロッパ本社もちとなりました。でも、ここで問題が発生です。日本法人は当時親会社としてアジア統括会社を持ち、そことヨーロッパ本社はそれぞれ米国の海外統括会社の子会社となっていました。そのままの身分だと支出する名目が立たない。支出できない。仕方ないので当該期間はヨーロッパ本社にアサイニー(出向みたいなもんですね)として派遣され、ヨーロッパ本社の管理下に入っていたことにして、渡航費と滞在費を払ったらしいんです。そう。ここが重要です。「らしい」んです。

随分と後になってから聞いた話です。事務手続き上の問題で無理やりそうしたらしく、残念ながら人事記録とかには残っていなかった「らしい」のですが、とりあえずヨーロッパ本社に出向していたことになっていた「らしい」。今となっては確認する術はありません。昔の勤務先ですから(笑

 

割と密に仕事をする機会が多かった人

秘密じゃないです。密です。
やっぱり、一抹の寂しさはありますが、本来の仕事に戻るわけですから四の五の言う筋合いではありませんし、またどこかでばったり顔を合わせることもあるわけです。しばらく経った後で

「なーんだ、まだおんなじことやってるんですか?」

といわれるのが一番悔しいワタシの場合、「同じように見えてもちょっと違うんですよ~」と胸を張りたいからちょっとがんばってみよう、という気分になります。

 

業務連絡: Uさん。お疲れ様でした。これからもよろしくお願いします m(_ _)m

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