符丁、すなわち業界用語は格好良い?
何度かイベントや制作の場で使われる業界用語についてエントリーを書いたことがありますが、今日は自分と違う業界の用語。何となく知ってたりするものもあったりしますが、それが正しいのかどうかは良くわからない。何しろ、その業界の外の人という立場ですから。
つゆだく、ネギ抜き
切っ掛けはNIKKEI NETにあった「吉野家で通ぶるなかれ」という3月24日付けのコラム。
吉野家に行くとき、純粋に私の立場は当然ただのお客さんです。それでも知っているオーダーの方法が、たとえば「つゆだく」や「つゆなし」、あるいは「ネギ抜き」。でもこれがメニューに載っていない、いわば非公式なオーダーであるといわれると確かにそうだよねと改めて認識。まぁこのアタリまではそれでも何処の店でも通じるとは思いますが、例えば前記の記事にある築地店でしか通じないオーダーの方法もあるようです。
曰く、「あつしろ」「つめしろ」はご飯の温かさのオーダーだそうなのですが、「つゆちょいだく」あたりになるともう感覚の問題。常連じゃないと比較の対象が無いですから、一見さんには手も足も出ない領域です。でも、何となくかっこよく見える気もします。とは言え、これをお店的に常連とは思えない人がやると・・・ いや、そもそもやらない方が良いんでしょうね。
そういえばココイチに最初に行ったときは周囲の人のオーダーが何語なのかすら解りませんでした
今でこそ、「シーフード2カラ大盛り」とスラスラ出てきますが、最初にいったときには周囲の人のオーダーが何のことやらさっぱりわからん。まぁとりあえず普通にメニュー見て、これで、こうでと普通にオーダーするわけですが、待っている間に周りの人のオーダーが耳に入る中でメニューを眺めて・・・
あ、なるほどー。
とりあえず私が行ったことのある数軒のココイチすなわちCoCo一番館では大体通じるので、おそらくこれはある程度用語として定着してるんだよなとは思っています。でも、ある意味業界用語というか店舗用語なんでしょうね。
寿司屋で知ったかぶりするな!
前記のNIKKEI NETのコラムにもありましたが、とりあえず寿司屋でお店の方たちの会話に出てくる単語をそのまま客が使うのは野暮だという意識、これは確かにあります。「今日はヒカリモノを中心にお願いします」とか「アガリください」あたりまでは言ってしまうかもしれませんが、たとえば「アガリ」ではなく本来は「お茶をください」で良いわけですよね。これが「ガリの追加ください」ってお願いするアタリまでくると、これはもうちょっとやりすぎの感があります。
もちろん目の前を飛び交う店の人の会話は楽しいものですが、それはそれで楽しむもので、自分が入り込む必要は無い。それこそ週に1回は行くくらいの勢いだと何言っても大丈夫でしょうけど。
普通に普通の客としてその場を楽しむ。やっぱりそれが一番楽チンです。