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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

すべては時間が解決してくれる

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色々なことがきちんと詰め切れていないまま本番に突入することは滅多に・・・ いえ、きちんと出来ている方が滅多にないかも知れません。規模や内容にも寄りますが、ある意味会社の命運をかけるほどの位置づけになるものだと、全部を決めきれないまま会場に入ってしまうことがあります。そんな状況でスタッフの意見が割れて、ピリピリした緊張感の中、会場の裏でつかみ合いに近いところまで揉めてしまうことも稀にあります。

スタッフそれぞれの立場で目の前にあるリスクを負いきれずに責任を押し付けあってしまうような状況や、準備段階でウヤムヤになっていたことが現場でトラブルに発展したりと、色々です。きちんと仕切れていなかったことを言い訳をしても仕方ないのですが、とにかく数時間後には幕が開いてしまうような状況で、即時に判断し指示を出す立場と必要に追い込まれた時には本当に苦しい思いをするものです。時間もないし、代替手段のためのリソースや選択肢自体も限られている。冷や汗どころの話ではありません。

つい先週も・・・ どんな状況かは絶対に言えないのですが、本当に時間が無い中で正解ではなくてもその時点では正しいと思える判断をし、その通りにスタッフに動いてもらい、本番に突入しました。始まってしまえばあとは終わるのを待つだけになります。結果的に判断は正しかったようで、なんとかまとめることができました。バタバタしましたが、上手く行ってしまえば後は終わるのを待つだけ。最後は時間が解決してくれます。

計算ずくではなく、最後は経験に基づく賭けなのですが、そこには胃に穴があくかと思うほどの苦しみが裏方にあったりします。 でも、そんな状況を楽しめるほど達観していないので、毎度のように自分の不甲斐なさを反省するしかないのですが・・・

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