アフターコロナのオフィス
テレワークが前提となって社員に何が起きているか?
e-Janでは6月に原則テレワーク継続とアナウンスしました。驚いたことに、早々に引っ越しを決めている人が続出しています。会社に頻繁に行く必要が無い。ならば、多少不便でも広さを優先する。家に執務室が設けられる方がいい。だから引っ越すというのも納得です。
そうなると、オフィスに来る動機というのは何になるのでしょう?
学校でのことを思い出してみてください。クラスで授業勉強をする、クラブ活動をする。そこに部室がある。会社での部署がクラスだとすると、オフィスは部室のようなもの。授業勉強はオンラインでできるけど、ちょっと立ち寄りたい場所もある。それが部室という存在。そこで雑談をしたり、新しい企画をしたり。つまり、オフィスに来る動機は、部室で人と会うためです。
そして、人には集う最適人数があるのではないかとも考えています。会社が成長してきた中でも20人位までのときには一体感がありました。ルールで縛るのではなく、お互いにケアしあうような形での一体感です。高知テクニカルセンターにも、西日本営業所にも、CIPL (インドの子会社)にも、人数が少ないときの、あの一体感がメンバー達にあります。
そうすると、オフィスの姿が浮かんできました。
各地に20人ほど集まれるくらいのオフィススペースがあります。そこには各オフィスとの密な連絡を取りやすい設備が充実しています。大画面テレビを何面も並べたサイバー空間かも知れません。様々なオフィスの人たちが気軽に交流できる場になっているのです。それぞれのオフィスにはセンター長が存在する。皆をケアする責任者。そこに週に1-2度行く。残りはテレワーク。
このようなイメージが湧いてきたのです。ここから詰めていくと理想組織のレシピが見えてくるかも知れません。不動産屋さんはオフィス需要は減らないと言い張ります。確かに減らないでしょう。でも、理想組織のためには、最適オフィスの、今とは違うサイズと在り方があるような気がしてならないです。