新型コロナウィルスによる強制テレワークで見つかったいい点
おはようございます。
自宅からのテレワークの日々が続きます。久々に当ブログに転記します。
===ほぼ毎朝エッセー===
先週の木曜日から、弊社でも「原則テレワーク」が始まりました。金曜日には、会社に来ていたのは、2割、20人程度だったでしょうか。今週はそれがどんどん深まっていくのでしょう。
うちは、テレワークでも事業継続が可能な事業領域にいること、さらには、根本的にテレワークを推進すべき事業をやっていることが幸運です。その中においても、従来のテレワークは一部社員にものでした。今回はマジョリティが実施したわけです。何か変化があったでしょうか?実際に日報の内容とかを見ていると、思ったより良さそうなのです。
特にサポート系の業務を在宅に移行したのが大きなチャレンジでした。今年に入り、システムをZendeskに移行しておいたため、録音機能などと相まって、テレワーク状態でもほぼ同じ品質業務を維持できたようです。
また、CACHATTOへの急増する問い合わせに対しても、WEBセミナーを高頻度で実施することで、従来の物理的に集まってもらうセミナーよりも何倍もの参加者数で運営できています。
自分は原則テレワーク初日の木曜日会社に行ってみて思いました。人が極端に少ないオフィスは早朝に似た快適さがあります。人は多数で集まるとどうしても無駄な摩擦を起こす生き物のようです。その摩擦の感覚が少ないのです。人が苦手だという人には快適でしょう。
方や遠隔ばかりになると寂しくなるのも人。面白いと思ったのはZoomランチです。ランチタイムに遠隔ビデオ会議システムで複数人で結びながら雑談する。数人で外に食べに行くと似たようなことですよね。雑音の大切さも実験しています。Facetimeをあえてミュートにせずに、動いているオフィスの雑音を聞かせるのです。雑音があることによって在宅側に緊張感が生まれるというのも面白い現象。
個人的な生活パターンでも、通勤が無くなるのは大きいです。通勤にかけていたエネルギー、時間、そして受けていたストレス。また、浮く時間の中から睡眠時間が確保できるのも大きいです。
そして、根本的には仕事をしないと退屈なので、仕事をするようになるのです。充実した時間を過ごすには、サボっているなんて、もったいないですから。時間が空くと、従来は手が遠ざかっていたような「急がないけど重要なこと」にも取り組むようになるようです。さらにはそのエネルギーも残っているのです。
長時間自宅で仕事をしていると、改めて、オフィスの椅子を始めとした、環境の良さに気づくこともありますね。長時間椅子に座れている、いかにすごいか。オフィス家具の優秀さにも驚きます。
一人で作業をしていると、ループにハマったときに簡単な相談ができないとか、人に相談を吐き出すことで頭の整理がつくということが出来ない不便さがあります。また、ついつい苦手なことを避けてしまうようなこともありそうです。
もうひとつの難点として、気づかないうちに時間が流れているあたりでしょうか。例えば会社にいるとだいたい、だれが何時ころに現れるかを知っていて、朝はそれで時間を判断していました。自宅では時計を見ない限り気づかないです。集中すると時間があっという間に流れます。時報とかがあった方が良さそう。
ただ、大きく、これだけの規模でテレワークが浸透していくと、仕事に対する取り組み方が大きく変わってきていることに気づかされます。会社にいるだけで仕事をしたつもりになっていた、古いやり方は淘汰されていくのでしょう。