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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

貪欲にくらいついていると見える姿勢

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起業以来、私は新製品の開発にはずっと首や口を突っ込んでいました。でもここ数年で意識しているのは、なるべく首や口と突っ込まずに開発してもらうこと。これによって、より組織的な創造性が高まると信じているからです。

同様に新規ビジネスの創造についても、今までは闇雲に走りながらアイディアを出してきました。でも、それではあまりにも私の属人的なやり方になってしまい、属人性は会社の伸びを制限するものなので良くないです。なんとか是正して行こうと、新しいことを始めました。

従来の、暗黙知で突っ走って後から全体像を見せるという、私のやり方には問題もありました。周りからのサポートが得られづらい、あるいは一体感の欠如という問題点を発生させます。さらに、「自分たちが創り出したもの」という感覚も少なくなってしまいます。

それではよく無いですよね。それなので、今回はアプローチを変えました。それは、新製品についてビジネスプランをチームで作成するという活動を入れることです。そして経営戦略室のメンバー+2名というチームを組みました。

MBAの後輩の大塚さんにもヘルプを頼みました。彼も起業時にビジネスプランを作成し、投資をしてもらったという体験をしています。新事業を盛り上げていくためには、ビジネスプランでの必要項目について熟慮されていればいい羅針盤になるはずです。プランを完成させるまでのファシリテーションを実施してもらいます。

昨日も4時間にわたる議論が行われていました。その中で、新製品のインドでの開発状況やニーズ、そして今後のロードマップをインドから出張中のKさんにシェアしてもらうという場も設けました。そこでチームメンバーのWさんから次のコメントがありました。Wさんはこの10月に転職してきた若手です。

[Good News/Appreciation Message]
ビジネスプランmeetingでは、新サービスの捉え方から仕事に対する姿勢・考え方まで学びが多くて勉強になります。特に本日はKさんの説明に貪欲にくらいついている大塚さんとは対照的に自分は非常に消極的だったなと反省しています。しっかり学びつつ、自分のoutputの精度を意識して、よりよいビジネスを作り上げていきたいと思います。

ファシリテーターをやってくれている大塚さんはITの専門家ではありません。ところが、彼は、Kさんのインド訛りや早口で、少しでも不明な点がでてくると、彼のプレゼンにすぐ飛び込んで質問を絡めて、完璧に理解できるように促していたのです。そして重要な情報を吸い上げた。これが「貪欲にくらいついて」という表現になったのですね。

そう。これは、英語で説明されていることに、黙って分かったふりをしがちな人たちに、「曖昧にしか分からないのに、やり過ごしていませんか?」という大塚さんからのメッセージ。黙って不明点を残していると、それは返ってプレゼンターに失礼になるのです。それを姿勢で示しました。くらいついてしっかり理解していれば、実は情報の宝庫をこちらも入手することができます。

大塚さんのブログはこちらをご参考に。
「分からないことをその場で「分からない」というスキル」
http://www.masafumiotsuka.com/2014/01/not_understanding.html

「貪欲にくらいついて」いける集団になっていきましょう。

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