見返りを要求しない用途にお金を使うといいのかも
昨日のYさんの日報にありました。
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以前、小児がんセンターに不足している無菌室を増やすためのクラウドファンディングがあったのですが、本日サンクスメールが届きました。見掛けたときの勢いで少額寄付をしただけなので完全に忘れていたのですが、経緯はどうあれ良い事をした、と思えるのが良かったです。心に余裕があるからこういうところにお金を出せるのだという事を常々感じます。
https://readyfor.jp/projects/ncchd-clean-room
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これを読んで「やはり金は天下の回り持ち」だな、と思ったのです。
「金は天下の回りもの」という表現もありますが、私は「回り持ち」が好きです。お金はぐるぐると回っているのであって、お金は使えば使うほど回ってくるという、総資本回転率のようなことが「回り持ち」という表現に感じられるからです。
そして、そのお金は、どうやら使う用途も大切なようです。
10年ほど前でしょうか。自分の年収の1%は何らかの募金に使っているという人と会いました。立派だなと、頭が下がる思いをしたのを覚えています。
それまでの自分は、募金ということに懐疑的でした。なぜなら日本には、アメリカのように、税控除が受けられる募金対象が少なかったり、勤務先がマッチングをしたりという仕組みがありません。募金をしても、自分の税引き後の手取りからの支出になるので、募金自体がとても理不尽に思えていたのです。(マッチングとは、募金の同額を同じ募金先に企業が募金をしてくれるというもの。)
懐疑的だったから、それまで特に募金もしていなかったのですね。
ところが、その1%話を聞いたときに、なんだか自分の心の狭さが恥ずかしかったのと、同時期、あるNPOの活動に感心して、それから毎月5000円の募金をするようにしたのです。
すると、不思議です。満足感と、いわゆる運なのでしょうか、そういうものがやってくるのが感じられした。まぁ、運なんて見えないものなので何とでもいえます。それでも、会社の業績がかなり上昇したのが幸運の証拠かも知れません。
そして、その後もネット経由での募金などを実施しています。ここ5年、手取りの1%は超えていると思います。自分としては相変わらずお金が貯まらない体質のようですが、「金は天下の回り持ち」を信じて、元気に経済活動を活性化すべくお金を使っています。(笑)
直接的な見返りはありませんが、きっと何らかの形で回っているのでしょう。いや、直接的な見返りがないことの方が、大切な用途なのかも知れません。