ネガティブなオーラ、嫌ですね。でもなぜやってしまうのか?
おはようございます。
雨上がりの朝。15.0℃ 996Pa @5.15am。
===ほぼ毎朝エッセー===
プロジェクトを進行している。
あちらこちらに不都合があるけど、マイルストーンの期日は迫っている。急がなければならないのは分かっている。でも思ったように進んでいない...。
このようなときに、ついつい声を荒げたり、貧乏ゆすりをしたり、イライラしてたり、苦虫を噛み潰したような表情をしたりします。とかくネガティブなオーラを出し勝ちです。
ネガティブなオーラに対して周りは、委縮したり、緊張したり、あるいは見ないふりをするでしょう。明らかなのは、ネガティブなオーラが、全体の効率を下げることはあれど、上げることは決してありません。
ネガティブなオーラ、嫌ですね。でもなぜやってしまうのでしょうか?
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「緊張感」という概念でネガティブオーラを肯定する考えもあります。人は「緊張感」を持たないとちゃんと仕事をやらないからです。ネガティブなオーラは、そのたるみを防ぐためのツールなのです。
リーダーには、自分のグループメンバーを守りたいという気持ちが出ます。すると、やりがちなのが、メンバーに甘い言葉だけをかけてしまうことです。結果的には、それぞれが成功しないでいることを容認することになります。
さらには、グループの仮想敵として便利な、他部署を邪魔者にしたり、自分たちの仕事がうまく行かない原因にしたりします。その方が結束力が高まります。国家がよくそれをやりますよね。
残念なのが多くの場合、メンバーはリーダーの思いにそれほど感謝するわけではなく、怖いことに面すると、そこに屈して、リーダー側を裏切ってしまいます。人に優しい言葉をかけられることと、怖いことで脅されるのと、どちらに従うかと言えば、前者を裏切り後者で動くのが人だからです。
だから、ネガティブなオーラを道具に使うことが横行しているのです。必要悪というようなものでしょうか。
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さて、それを知ったうえで、理想組織はどういう姿であるべきか。
ネガティブなオーラを元にしないでも「緊張感」が保てればいいわけです。ポジティブなオーラのなかで緊張感が保てればいいわけです。
これは、組織としてのなかなか高度な能力ですが、必ず習得できると思います。それには、今までのことを肯定すること。さらに良くするにはどうするのか、建設的にアイディア加えていくことです。
今、建設的にアイディアを加えているかどうか。ぜひ考えてみてください。