武田信玄のお言葉
おはようございます。
今朝は曇り空。19.5℃ 1001hPa。体感湿度高め。
===ほぼ毎朝エッセー===
自動車の整備をやってもらっている小さな工場の事務所の壁に貼ってありました。
いい加減だと言い訳が出る
中途半端だと愚痴が出る
真剣だと知恵が出る
まさにその通りだなと、自分の体験に照らし合わせても思っていました。
今朝、ある日報にコメントを書きたいと、その出所をちょっと検索してみたのですが、どうやら武田信玄の正範語録からのもののようです。引用してみましょう。
==
『正範語録』
実力の差は努力の差
実績の差は責任感の差
人格の差は苦労の差
判断力の差は情報の差
真剣だと知恵が出る
中途半端だと愚痴が出る
いい加減だと言い訳ばかり
本気でするから大抵のことはできる
本気でするから何でも面白い
本気でしているから誰かが助けてくれる
==
武田信玄(1521年12月1日-1573年5月13日)は戦国武将ですね。それから500年近く経った現在。ここで聞いても全く違和感がありません。驚きすら感じます。人間は変わらないと言いますが、同じことを違う場で繰り返して体験して、学んでいるだけなのかも知れませんね。
学んだことは本人が亡くなることによってどこかに消えてしまう。
一方、次に学びたい人は、別な体験を通じて同じようなことを学んでいく。
チャレンジする場、試す場、体験する場、そういったものが必要なのです。だから、当時は戦争があったのでしょう。今は仕事があるのでしょう。21世紀はゲームなのかもしれません。
そこで、様々な姿勢で取り組んでみる。腰掛的にやってみたり、本気でやってみたり、悲壮感をもってやってみたり、楽しんでみたり。その中で徐々に築かれていくのが本人の学びです。
なぜ仕事をやっているの?
それは、仕事の体験を通じて学ぶためだよ。
なんで嫌な人と付き合わなければいけないの?
それは、多様な価値観を学ぶためだよ。
そう思うと、学びの場というものはどこにでもあります。
そして、それが嫌なものであっても、好きなものであっても、それぞれに自分の体験のレンジを広げるために存在していると解釈できますね。