ロスの友人との会話で改めて刺激を受ける
おはようございます。
涼しいというか寒いくらいだったカリフォルニアから夏のような東京に戻りました。
===ほぼ毎朝エッセー===
今回のアメリカ出張の〆はロス郊外に住む友人宅訪問でした。彼はMBAの同級生でアメリカ人。Darden入学前にはチェコで事業をやって失敗して、ビジネスを学びたいとDardenに奨学生としてやってきたと言います。卒業後、ともに似た時期に会社を興し、その仲間意識から良く会っています。e-Janの半蔵門のオフィスにも来たことがありますね。
アメリカでの起業に成功した人が体現できる生活ってすごいものがあります。彼はもともと自分の会社を売るのが目的だと、リーマンショックの前に、彼らが創った価格比較サイトをある会社に高く売ることに成功しました。
その後に建てたこだわりの家には驚きます。ロス東部の山のふもとにある高級住宅地。そこの三軒分の敷地に点々とリゾートホテルのように建つ家。前回行ったときはまだ母屋が工事中だったのですが、今回は、本棚の裏に隠し扉がある、地下のワイナリーも完成していました。そこには2000本ほどワインがありました。その中で、いいシャンペンやワインを飲みながら、ゆっくりと語ることができるのは素晴らしいことです。いつの間にか自分の考え方が小さく縮こまっていることにも気づかされます。
彼は会社売却後、しばらく投資家に専念していたのですが、やはり事業がやりたいと。数年前から中国でものを作り、それをアメリカで売ることを始めました。何が売れるのかをデータから徹底的に分析。それに合わせてどんどん商品数を増やし、数千もの商品、いくつものブランド。製品ラインアップも1万ほどになったとのこと。今ではAmazonの販売では上位20社に入るところまで伸びてきているようです。
彼はちゃんと事業がスケールするように、確実にじわりじわりと進めています。他にも二つほど会社をやっています。彼の立場は事業に積極的に関わる投資家です。それと比べると自分のスケールしづらいやり方には我ながらがっかりしてしまいます。
「100年200年続く会社」についてのTED talksや私の英語エッセイのリンクを以前に交換して話題にしていました。
https://www.ted.com/talks/martin_reeves_how_to_build_a_business_that_lasts_100_years
http://blogs.itmedia.co.jp/shiro/2019/01/what_made_us_decide_to_get_into_an_ipo_process.html
人を重視する考え方で会社を伸ばしていこう。今は、そちらの方向での未来へ向けての二人の競争になっています。いくつかいいヒントをもらったので、今度はそれをe-Janで具現化していきます。
==
PS: 昨日午後4時台に到着する予定だった飛行機が、搭乗後に整備のやり直しと。出発が1時間半ほど遅れ、家の着いたのは夜の9時近く。時差のせいで何度か目覚めましたが、疲れがそれを上回っていて、今朝まで合計6時間半以上寝ることができました。