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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

男の人の顔が重力に負けて「しかめっ面」になる理由、というお話

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おはようございます。

今日は雲の多い朝です。千鳥ヶ淵への散歩をしたいです。

===ほぼ毎朝エッセー===

先日、インドのVISA更新のために証明書写真を撮りに行きました。そして、試し撮りしてもらった自分の画像をみて、思ったのです。

「なんじゃ、このしかめっ面は!」

そう。顔の筋肉が様々に重力に負けてきていて、無表情に真面目に写真を撮ると、怒っているような「しかめっ面」になるようなのです。

そこで、意識して、軽く笑顔にして写真を撮りなおしてもらいました。「あれま、これで普通なのか」と。無表情でいると怖い表情になっていること。今後注意しなければいけないと思いました。

さて、その「しかめっ面」。なんで多くなってしまうのでしょうか。昨日のNさんの日報にあった、Good Newsで考えさせれられました。引用させてもらいます。

===以下引用===

昼に新規開拓して豚カツ屋に入りました。肉はこぶりですが、いい肉を使っていますし、結構美味でした。がしかし!店員が注文を取り間違えたため、大将がマジ切れしました(+o+)
私はカウンターに座っていましたが、カウンター越しに大将が「おめぇがちゃんと言わないから、注文を間違えたんだろう!バカヤロー!」と店員を怒鳴るもんだから、私まで叱られているような気分でした。お陰で豚カツの美味しさ半減です。

この昼の経験で、改めてビジネスの基本に気付かされました。

それは、「自分たちが仕事を楽しんでいなければ、お客さんを楽しませることはできない」ということです。仕事は楽しいことよりもつらいことのが多いと思いますし、ミスをしてしまうことも沢山あります。そこで、仲間のミスを叩くのは生産的ではありませんし、場合によってはお客さんに被害が及びます(今日の私のように)やはり一人一人が仲間を労り、寛大な気持ちで仕事しながら、楽しい雰囲気を作り上げる工夫をすることが、良い仕事をするための超重要な要素だと思います。

そういえば、先々週いったトルコ料理屋の店員たちは、ホールでも厨房でも喋りまくって非常に楽しそうでした。仲間のミスを叩く人もいませんでした。そういう雰囲気は超大事ですよね。人間凶器がいる店には、普通な人間なら行きたくないです。強面の親父が食べ方まで強要して、お客さんが黙ってラーメンを食べるようなラーメン屋はたまにありますが、あんなのは地獄絵図です。自分は金を貰っても行きたくありません。

===以上引用終わり===

これを読んで思ったのです。

人は他の人を動かそうとするときに、恐怖で操るというのはよく使う手法です。そして、「しかめっ面」がそれに加担して有効だということも。

男の人が年を取って、より「しかめっ面」になりやすいのは、もしかしたら、歴史的にこれを利用して地位を保ってきたからなのではないでしょうか。そう。ボス猿は怖い存在である必要があるということなのでしょう。警察の取り調べでもヤクザのやりとりでも、大切な手法ですよね。

一方、海外でよくあるのですが、自分たちだけが楽しんでしまっていて、お客さん軽視という状態も見かけます。「もうちょっと、ちゃんと躾をしようよ」と内心思うのですが、一度甘くなってしまった状態から巻き戻すのは大変でしょう。

さて、理想組織としては、どのような姿がいいのでしょう?

私は、大変な仕事でも、楽しみながら、皆で励まし合いながら、乗り越えていく。乗り越えたことを皆で喜び合う。こんな姿がいいと思っています。

そこには叩き合いは不要です。そして「しかめっ面」も!要注意ですね。(笑)。

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