相談する場がある幸せ
おはようございます。
今朝はすっきり晴れています。千鳥ヶ淵の桜も四分咲き。
===ほぼ毎朝エッセー===
会社を経営しているからと言って、別に未来が見えているわけではありません。それこそ一寸先が闇と感じる中を、最大限の知恵で進んでいるだけです。その中で、自分を幸せだと思うことがあります。それはある会議の存在です。
ボードメンバーで集まって二週に一度実施していた会議を経営会議と呼んでいました。ところが、決定事項を明確化するために、経営会議の中から取締役会を分離させました。分離後の残りカスをどのように位置づけるのか。少し考えてみたのですね。
実際にやっていることは、ボードメンバーでのフリーディスカッションです。いわばブレインストーミングのようなこと。私は人の知恵というものは、人と話し合うなかで生まれてくると信じているので、この手の場をとても重視しているのです。
形式的な、あるいは形骸化したような場からは、創造的なものは生まれ辛いです。お酒の入らない場での、フリーディスカッションから創造性は生まれてきます。ボードメンバーの集まりでも同じことが言えます。そこで名付けられたのが「ボード・ブレスト」という場です。名前は大切です。
会社には様々なことが発生しています。それを一人で悩んで決めて引っ張っていく、そういうスタイルを取る人もいるでしょう。私はそこまで自分の力が信じられないので、皆で建設的に知恵を出し合って、進む方向を決めて実践するというスタイルを取っています。その意見交換の場が、正式にボード・ブレストとなりました。先月生まれました。
相談をしながら物事を決めていけるというのは、恵まれていると思います。e-Janが一方的な決めつけで動くのではく、柔軟かつ俊敏な動きでいられるのは、このような機能が存在するからなのです。これは会社の文化にもなっていると思います。様々な場で柔軟かつ創造的な意見が交換されているのが垣間見えます。仕事自体が楽しいというのは、皆で創っていく場にいるからなのですね。