亡くなってもしばらく会わなくても友人
おはようございます。
早朝、雨が降ってきました。え、今日はお天気悪いの?
===ほぼ毎朝エッセー===
大学の研究室仲間で、15年前に亡くなった石川島播磨に勤めていた友人がいます。毎年その友人の墓参りに、研究室で一緒だったホンダの友人と一緒に行っています。
彼がホンダに入ってからの販売店実習で一緒だったのがグッチさんです。つまりグッチさんと私は、社会人になってからの友達の友達です。そう。グッチさん、今はe-Janネットワークスの取締役です。若いころは、そんな展開になるとは思っていなかったです。不思議です。
6年前のことでしょうか。そのホンダの友人が熊本に転勤になりました。転勤後も墓参りは続いています。ホンダの友人がこちらに戻ったときにお墓参をします。あるとき、仕事をしていたグッチさんを呼び出して3人で和光で飲みました。若いころからの仲間というのは楽しいものです。
そこで出た話題が登山でした。私も5年前に富士山を初めて登ってから登山に興味が出ていたころです。飲んだ勢いで決まりました。
「じゃぁ、毎年九州に行って登山しようか!」。
どの山に登るかは熊本のホンダの友人が決めてくれるということになりました。その後、毎年秋くらいに九州に行ってはせっせと3人で登山という企画が始まります。
私の登山歴は富士山にたまに登るのと、その九州登山くらいです。そもそもそんなに登山には興味は無いのですが、山を登る体力はあるようです。仲間と登山できるのは楽しいものです。それくらいの意識だったので、九州にある日本百名山を登っているのだということには、結構後になってから気が付きました。聞くと九州には6つの日本百名山があるのだと。
最初の年は九重連山に始まり、翌年は阿蘇山、一昨年は屋久島の宮之浦岳、昨年は韓国岳と開聞岳のダブル登頂、そして今年は残った祖母山を登りました。これで九州の日本百名山が制覇できてしまったのです。
今回、「どんなきっかけで登山が始まったんだろうね?」と3人で話していました。改めて和光での3人での飲みがきっかけだと思いだし、これは亡くなった友人が結びつけてくれたんだねと、そんな話題になりました。友人とは不思議なものです。亡くなってもしばらく会わなくても友人は友人なのです。