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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

「労働時間」∝「仕事のアウトプット」になり勝ちな理由

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おはようございます。

曇りがちの関東地方。夜明けはすっかり遅くなりました。17.0℃ 1010hPa @5.15am。

===ほぼ毎朝エッセー===

仕事のアウトプットとは、なかなか定量化しづらいものですよね。仕事のアウトプットには直接的な成果だけではなく、人の相談を受けたり、人をエンカレッジしたり、間接的な成果も大きくカウントされるべきだからです。それがゆえに、職場にいた時間数を仕事のアウトプットとしてでカウントする概念が定着したのでしょう。

ところで、間接的な仕事のアウトプットというものはどこにあるのでしょう。メリットを受ける側からの方が考えやすいのでそれをリストアップしてみましょう。

・その人に相談がしやすい
・その人の技術力には助けられる
・その人にはよくヒントをもらえる
・その人には鼓舞させられる
・その人の笑顔が嬉しい
・その人といると元気がでる
・その人の働く姿勢が参考になる
・その人の何気ない一言に助けられる
・その人がいるとチームがまとまる
・その人がいると色々頼めて何かと便利
・その人は懇親会の幹事役を引き受けてくれる
・その人は好きではないがいいライバルだ
・・・・

様々に間接的なアウトプットがあるものですね。

そしてそれらの多くは、職場で直接「その人」と触れることで可能になります。情報源が無かったら、「その人」の評価も難しいかもしれません。

この難しさがテレワークの阻害要因とも言えます。

バラバラな状態で働くとすると、間接的アウトプットを得るのが難しくなる。一方、この間接的アウトプットのために、皆が一斉の時間に働くというのもどうでしょうか。間接的メリットを得るために通(痛)勤や長労働時間などのデメリットを発生させています。

逆に言うと、間接的なアウトプットをITなどで補完すれば良いわけです。従来は職場で顔を合わせなければできなかったようなことの多くが、今や遠隔でもできるようになっています。

それがゆえに、間接的な仕事のアウトプットにもっとフォーカスをしてもいいのでしょう。上記リストのうちITで解決できそうなものはどのようなところでしょうね。

〇その人に相談がしやすい
〇その人の技術力には助けられる
〇その人にはよくヒントをもらえる
△その人には鼓舞させられる
×その人の笑顔が嬉しい
×その人といると元気がでる
△その人の働く姿勢が参考になる
△その人の何気ない一言に助けられる
△その人がいるとチームがまとまる
△その人がいると色々頼めて何かと便利
△その人は懇親会の幹事役を引き受けてくれる
?その人は好きではないがいいライバルだ

この△と×と?の辺りが現ITではまだまだなところでしょう。

つまり、このあたりを解決する方法を見出すことが、遠隔な状態でも間接的な仕事のアウトプットを高めるあたりにつながるのでしょう。

まだまだやることがありますね!

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