競争心が強いのに競争を避けるわけ
おはようございます。
台風の影響による雨。26.5℃ 1001hPa、湿度が高いです。
===ほぼ毎朝エッセー===
競争心があるから上昇する。真剣勝負があるからいい結果が出る。そのことから、競争とは良いものだと捉えられることが多いです。入学試験、出世競争、マーケットシェア競争。世の中とかく競争だらけです。
一方、私は、競争心はもっているけど、競争自体があまり好きではありません。テストも嫌いです。時間を測定されると、そのプレッシャーに負けます。つまり、負けず嫌いだけど、競争するとどこかで必ず負けるので、嫌なのです。
そんな人が創業できるのか?
不思議ですよね。でも、競争心が強くても競争を避ける姿勢が、創業には向いているのではないかと思っています。表立った競争が好きであれば、創業をしていけば必ず負ける場面が出てきます。ビジネスは最初から思う通りには行かないものです。だから必ず負けます。
お客様との勝ち負けでもありません。お客様とはWin-winである必要があります。競合品はあるでしょう。でも、競合品との勝ち負けを気にすると、次第に相手の悪口を言い始めたり、本来の価値とは違う部分に焦点を当てたりします。
そもそも、競争とは、決まったパイを取り合うところで成立します。同じルールでの競争の元、一番を取るのは誰かというゲームなのです。ところが、ビジネスは、パイを創り出すところが勝負なのです。どれだけ世の中に価値があるものを創り出せるか。それがルールなのです。故に、ルールが決まった、見えるところでの競争をしたところで、いいビジネスは創れないということなのです。
でも、負けず嫌いな競争心は必要です。諦めが悪いことも条件でしょう。継続できること。次々に変化させらること。負けても立ち直せること。こんなことを続けているから、「競争心が強いのに競争を避ける」、そんな自分が出来てきているのかもしれませんね。