ルールのギリギリまで待ってアクションを取ると...
おはようございます。
曇り空の朝。湿った風があります。28℃ 1000hPa @5.10am。
===ほぼ毎朝エッセー===
朝10時前に会社を出て戻ると、朝10時前のエレベーターラッシュに合います。下りていくフロアは同じビルの同じ会社。きっと10時が出社時間なのでしょう。うちは最上階の8階なので、停止階が多いと被害が一番多いです。
10時に出社ようとすると、通勤電車もそこに一つのピークがあります。エレベーターも混み混みで各駅停車。さらにデッドラインまで余裕なし。ギリギリにやってきて、ギリギリにスタートする。ギリギリじゃないと嫌。いや、開き直ってギリギリに出るのが俺流なんて言ってみたりします。でも、10分ほどのトラブルで遅れたら遅刻になってしまう。
と、こんな感じで、ギリギリに来る人を気の毒だななんて思ったりしてしまって、ふと我に返ります。
「あれ、自分も最近、似たようなことを言われなかったっけ?」。そう。サーキット走行でもまさに同じことを体験していたのです。
コースアウトしないというルールを、ギリギリのタイミングで守ろうと走ります。すると、カーブはよりタイトになってしまいます。タイヤにもブレーキにもより負担がかかります。いわゆるバタバタとした下手くそな運転になってしまいます。
ギリギリにアクションを取るのがダメなようです。コース全体を知り、前倒しをして事前にアクションを取る。これがちゃんと走るための基本です。わかっちゃいるけど、余裕がなくなるとギリギリになるものです。いや、開き直って、これが俺流の走りだ。なんて見栄を張ってみたりします。
実際には、どうあがいても、先を見てアクションを前倒しにすることでより制御が効くものです。それによってスムーズに走れるのです。スムーズな方がバタバタよりも、タイムもいいしカッコいい。だったらそうすればいいわけです。ポイントは前倒しのアクション。
サーキット走行だけでもなく、仕事においても、日々の生活においても全く同じですよね。
このように曲がろう。あの仕事をしよう。余裕をもって行動しよう。全ては、ちょっとしたタイミングの前倒しで、見える景色って大きく変わります。つまり、ルールのギリギリまで待ってアクションを取るって、ルールに振り回わされることになるのかもしれません。
その時に思うのです。ルールに盲目的に従ってしまうことの怖さを。
一日は24時間。そして日に一回、十分な睡眠をとらないと良質な意識が継続できない。このルールを変えるには、別な惑星に移住するくらいしかないでしょう。でもそこまではしなくても、自分の時間を制御することはできます。つまり、前倒しをするだけで制御ができるということです。30分ほど前倒しにするだけで、だいぶ余裕が出せるものですね。