CACHATTOの独自通信技術の応用で安全に工場内機器のIoT化ができる!
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===ほぼ毎朝エッセー===
□□第四の波
第一の波が携帯電話。第二の波がスマホ・タブレット。第三の波がテレワーク。過去15年間、CACHATTOは不思議な進化の仕方をしています。これらの三つの波には、それぞれの時代でしっかりと乗ることができています。第三の波のこれから数年は、事業が面白いように伸びていくでしょう。楽しみです。
さて、これを説明すると、よく質問されます。「第四の波って何ですか?」と。そこで応えているのは、「知りません、そのときになればわかります」です。随分といい加減な経営をしているのだと思われるでしょう。でもそんなものでしょう。
私は預言者でも何もないです。お客様と話をする。今後何が必要になるかを考える。それに合わせた仮説を立てる。手持ちの札を最大限に活用して妄想する。このように、今後の伸びをシミュレーションしているだけです。
先日までは、なんとなく、「第四の波は海外から来る」と思っていたのですね。ところが、先日インド出張中に、工場内の機器をCACHATTOでかなり安全に制御できることに気付いたのです。これには第四の波を感じさせられました。これもお客さまからのヒントでした。
CACHATTOの類似品は殆どが通信手段にはVPNあるいはその類似技術を使っています。ある意味、VPNは完成した汎用技術なので、とても使いやすいものです。ところが、安全なアクセスには手順が多く、接続安定性も低く、コストも積みあがります。
一方、CACHATTOは独自の通信方法を貫いており、それが良くも悪くも製品を特徴づけています。安全で安定的な接続、スケールしやすいところなどがいいところでしょう。ところが、独自であるからがゆえに、連携が一筋縄でいかない、通信のボトルネックが思わぬところに出てくるなどは、日々苦労しているところです。
それでも、凄いと思うのは、この技術を15年もしっかりと会社の皆で熟成させ、今では、多種多様な法人のネットワーク環境で問題なく安定稼働させているのです。一朝一夕にはできないです。そして、これを応用すると、工場内のPCからログデータを取得したり、機器制御ができます。つまり、従来ネットワークにつなげていなかった機器をIoT化できるのです。
製品の進化の過程では、何度も通信方法をご破算にして見直すかについて議論しました。あるいは、ただ使えているものを手放せなかっただけかもしれません。それでも、自分たちの基礎技術の周りに、様々なものを加えて、従来ではなかった使い方を現実化する。この基本的なやり方は変わっていないと考えます。
人まねではないことを貫いているe-Janには、いつも誇りをもっています。難しい技術課題を人的な結束力で乗り越えているから可能になっていることなのです。先週末に出せてもらった2.79ヶ月分の「決算賞与」も、この結束力への感謝のしるしです。