如何にスムーズなライン取りで経営するか
おはようございます。
曇り空。19.5℃ 1005hPa @5.10am。
===ほぼ毎朝エッセー===
土曜日には、朝一番でブレーキのオイルをメンテしてもらいました。先日のサーキット走行で少しブレーキが甘くなったので見てもらったのです。ものすごい熱がかかるブレーキ。オイル系に泡が出たりダメージが進むとブレーキ自体の利きに遅れが出ます。
当日は、その整備工場を教えてくれたUさんが立ち会ってくれました。サーキット走行などをしっかりと練習していUさんの一言にどきりとさせられました。「氷上走行だとタイヤとかブレーキは殆ど痛まないけど、サーキットだとそこからダメになる。如何にいたわるかなんです」。
そう。氷上走行では車が横に向いたりしても車にあまりダメージがありません。ところが普通のコンクリで走っているとすぐにタイヤやブレーキがダメになります。氷上走行という限界を低くしたシミュレーターの世界ではなかったダメージが、実際の走行では大きく車にもタイヤにもブレーキにも発生するのです。だから、如何にスムーズなラインを取るのかがより重要になってくるのです。氷上走行では見逃しがちなところです。
これって、会社の運営にも似ているのだと感じました。
日々、無理やりに捻じ曲げていくことも可能でしょう。でも、それには現場のダメージが伴います。シミュレーターの世界で仮説を立てながらかじ取りを決めていくわけですが、そこが、あまりにも現場とかけ離れていると、タイヤやブレーキを痛めます。車はエンジンが高性能であればあるほど、重ければ重いほどそれが顕著に出ます。会社も財務力があったり、大きくなればなるほど、曲がるのが困難になるわけです。
基本的に車の動きは同じです。だから、あまり高性能でない車で練習を重ねて、コツを押さえておくことが大切だというわけです。会社も同じなのでしょう。きっと、コツというものがあって、それが正しく押さえられれば、高性能な会社になっても、きっちりと狙ったコースに入っていくことができるのでしょう。
如何にスムーズなラインを取りながら曲がっていくのか。これはとても重要なことのようです。