地方自治体と協力してIT開発体制を整える可能性
おはようございます。
気持ちのいい晴れ空の朝。17.0℃ 1011hPa @5.10am。
===ほぼ毎朝エッセー===
□□高知県出張
先週木・金の高知県出張は高知県の職員の方々がいろいろとアレンジをしてくれました。殆ど自由時間がないほどのフルフルの二日間を県庁の車でご案内いただきました。主な内容としては、つぎの3点でした。
・高知県に業務の拠点を設けている会社へのヒアリングと見学。
・高知大学、高知工科大学、高知工業高専の先生方とのディスカッション。
・パートナーになるポテンシャルがある高知でのIT企業との交流。
実際に行って見てきて、大きく感心したことがあります。それは、現知事の方針を元に、とても精力的に企業誘致をサポートしている県庁や市役所の職員の皆様の熱心さ。そして、地元に展開している企業の、特に高知県出身ではない方々の、高知とそこの人たちを褒める言葉の数々でした。「天気が雨か晴れかはっきりしているのと同様、高知の人たちはカラっとしている」と、異口同音にこのように聞こえました。
SHIFT PLUSという会社の高知事業所開設3周年記念パーティーにも参加させてもらいました。パーティーの直前に、武市会長のご厚意で社内の様子も見学させてもらいました。3年前に開業、ゲームソフトのテストやサポートを中心に事業を伸ばし、現状で110人を雇用するようになっているという同社です。中で働いている人達が「こんにちは~!」と活き活きと挨拶してくれたのが印象的でした。皆が仕事に意義を感じて働いていることが分かります。
訪問した大学や高専での情報も有益でした。IT企業が高知県に不足していることが悩みです。それは、情報系卒業生の県外への就職比率の高さや、Uターンして戻ってきたい人たちの、受け皿が足りないことに現れています。e-Janとして、10人から20人レベルの開発陣容をそこに作っていくのは意外と容易かもしれないと感じられました。東京ではかなり困難です。さらには、テストや事務処理などのバックオフィス系業務を現地にもっていき、東京からはその仕組みの建付けと、その後の改善など、より高度なことに人を投入できるというメリットもありそうです。
今回、つなげるきっかけを作ってくれたHさんの日報にもありました。「高知に行ってみて人と会うことの重要さを改めて認識させられました。企画を業務としている人は会いたい人がいたらすぐに会いに行くべきだと思います。いろんな話を聞く中からイマジネーションが湧いてきます」と。まさに、その通りだと思いました。実際に人に会うことによって、細かい疑問やら不明点は、そこで聞くことでどんどんクリアになっていきます。
事業の成長のボトルネックが人員確保にあるようになりつつある現状を、打破できる一つの可能性を感じました。今後が楽しみです。ちなみに高知県はマンガの産地でもあるため、マンガ産業にも力を入れています。うちもマンガコンテンツを増やすきっかけになるかも?