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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

コミュニケーションを四象限で考えてみると

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おはようございます。

1014hPa 8.5℃ @5.20am。冷え込みはそれほどありません。ちなみにその20分後気圧を都内で計ると1024hPa。高低差ですかね。

===ほぼ毎朝エッセー===

□□コミュニケーションの四象限

テレワークを進める際にIT化でかなりの部分の仕事はできるようになります。そして、最後に残ってくるのが人と人のコミュニケーションの部分です。これは直接的なコミュニケーションだけではなく、間接的なもの、例えば、その人の存在が確認できる、表情が見える、雑談をするなど、そういったコミュニケーションがとても大きなものだということが分かります。

「モチベーション高く仕事をする」と言います。

では、そのモチベーションのエネルギー源はどこにあるのでしょう。その人のもともと持っている正義感や欲望のようなものが元でしょうか?私は、その正義感や欲望をたきつけるための燃料が必要だと考えます。その燃料がコミュニケーションなのです。認められる。褒められる。このことによって人は頑張り続けられます。

つまり、「モチベーション高く仕事をする」を継続するためには、コミュニケーションを絶やさないことが重要だということです。そして、コミュニケーションには、ネガティブな要素もあり、それも重要です。四象限で考えてみると次のことがあるでしょう。

(1)ポジティブ×直接的
(2)ポジティブ×間接的
(3)ネガディブ×直接的
(4)ネガディブ×間接的

それぞれの現象を記載してみましょう。

(1)ポジティブ×直接的:お礼、励ましの言葉
(2)ポジティブ×間接的:笑顔、明るさ
(3)ネガディブ×直接的:叱り、怒りの言葉
(4)ネガディブ×間接的:不愉快な顔、暗さ

オフィスに人が集まることで、これだけの要素のコミュニケーションを意識的か無意識かに実施していたわけです。

ITツールを用いることで、(1)「ポジティブ×直接的:お礼、励ましの言葉」は比較的容易に実現できるでしょう。一方、間接的なコミュニケーション(2)「ポジティブ×間接的:笑顔、明るさ」や、(4)「ネガディブ×間接的:不愉快な顔、暗さ」は、なかなか難しいです。顔文字や絵文字は、間接的なコミュニケーションをそれなりに代弁できるようにした大発明です。

一方。そして直接的な叱りや怒りは文字にすべきではありません。

文字からは、相手を破壊してしまう冷たさや硬さがあります。よくネット上で炎上すると聞きますが、そういうことが起きるのは文字での(3)を実施するのが、実際には極端に難しいからです。

このように考えると、今、ITがやらなければならないのは、(2)と(4)をスムーズに表現できるインフラを整えることと、遠隔で如何に表現しづらい(3)「ネガディブ×直接的:叱り、怒りの言葉」を実現するかということでしょうか。

現状ではまだいい答えがないと考えます。それがゆえに、お客様でのトラブルの際に、駆けつけることはとても大事だということですね。

PS: このエッセーのメモ書きです(笑)。

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