へぇ、社風を数値でとらえる方法があるんだ
おはようございます。
家を出た時よりも会社についた時の方が気温が低くなりました。
10.5℃、1024hPa @5.35。社内は20.2℃。
===ほぼ毎朝エッセー===
□□週次で考えた方がいいこと
毎週月曜日にe-Jan Meetingと称した全社での集合会議を実施しています。もともとe-Janは小さな所帯だったので、細かいことを全員でシェアすることにメリットがあったので、詳細を各グループが報告する場にしていました。ところが、人数も増え、あまりに細かいことをとうとうと棒読みするという形骸化、さらに時間も90分程度に伸びてしまっていました。
そこで1年ほど前でしょうか、モデルチェンジをして、重要伝達事項だけを情報提供する30分の場にしました。必要な詳細についてはリーダーレベルの人たちや任意参加の当事者が議論をする別な60分の場とに分けたのです。これをグループ間連絡会という名前にしました。「自分はあまり関係がない」と思われるようなことに時間を束縛されるのは良くないのでこのスタイルに変更しました。
この二部構成になった月曜日の全社的な会議なのですが、もう少しモデルチェンジをした方がいいのではないかと考えるに至りました。最近日曜日のジムでゆっくりと「マッキンゼー流 最高の社風のつくり方」というKindle本を読んでいます。スターバックスだとかアップルストアとかサウスウェスト航空とか、あのような働いている人たちが生き生きとしている裏、そこには社風がある。その社風を簡単な手法で数値化して科学的にとらえてみることについての記載がされています。ToMo指数というもので測定するのですが、働いている人たちが何を動機に働いているかという指数です。
ToMo指数は自分の仕事への動機を6つの要素で計ります。
・仕事が楽しいか
・仕事に目的があるか
・仕事に可能性を感じているか
・感情的圧力が理由で仕事をしているか
・経済的圧力が理由で仕事をしているか
・惰性で仕事をしているか
これを1~7段階で自己評価し、それぞれに荷重をして指数を出すのですね。その平均値が組織のToMo指数になるのだというのです。驚いたことに、前半の3つはプラスなのですが、後半の3つはマイナスに作用するということ。お金がモチベーションということが実はマイナスに作用するということです。
昨日読んだところで面白いと思ったのが次の一説でした。そこに書いてあったことは、毎週1回、45分の会議を次の3つの項目について、議事を取りながら進めるといいとのことなのです。
・今週、私たちは何を学んだか?
・今週、自分たちはどれだけ目的と反対の方向に進んでしまったか?
・翌週は何を学ぶ必要があるか?
結構単純な質問です。それを共有することが、目標の共有、目標に対するアイディア出し、惰性の排除、次週の目標の共有、こういったことができ、結果的にはToMo指数を高めることができるようなのです。
e-Jan Meetingで実施するのか、はたまたグループ個別で実施するのか、様々な方法を考えたいです。まずは、3つのことについて各グループで議論をしてもらい、その結果を月曜日の全体会議で共有してもらうということを定着させたいと考えています。
ToMo指数の実測もしてみたいですね。もちろん匿名性で。
■日経ビジネスに記事がありますね。