オルタナティブ・ブログ > 坂本史郎の【朝メール】より >

ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

各グループ版【朝メール】のススメ

»

おはようございます。

今朝も曇り空。気圧は1006hPa。最高気温も25℃までくらいしか上がらないとのこと。

===ほぼ毎朝エッセー===

□□【朝メール】20160726 (GBG)

昨日からオーストラリア人のJさんが始めました。「【朝メール】20160726 (GBG) 」というメールです。私が朝に発行した【朝メール】にあったGBG (Global Business Group) 関連のメンバーの日報を抜き取り、そこにグループリーダーとしてのコメントを載せて午後一に発行しています。

特にGBGは職場もバラバラでカバー範囲も広い。仕事も広い範囲にわたっています。一昨日、彼と正確な状況把握をどうすればできるだろうかとの話をしました。いろいろと考えていたのですが、おいしい赤ワインの助けもあってふと思いつきました。

「そうだ!グループ版【朝メール】を発行したら?」

【朝メール】は、各メンバーが出してくる活動内容へのコメントや質問、そしてたまにエッセーを書くくらいのものでいいのです。大切なことは、それぞれのメンバーをAcknowledgeすることです。そして、多少浅はかに聞こえてもいいので、リーダーは自分の考え方を発信するのです。それを日々継続すること。日々の継続は、きっと大きないい成果を生みます。

実際に自分が【朝メール】を出し始めた時期のことを思い出しました。2004年1月でした。CACHATTOの品質が悪い。売り上げは思ったように上がらない。事業は黒字化しない。開発リソースはない。「ないない尽くし」の状況でした。それをやみくもに打開しようと気合や精神力で乗り切ろうとしていたのです。

そして、当時あることに気が付いたのです。それは、自分からは何も具体的に表現せずにいて、周りの人たちに思い通りに動いてもらおうとしていた、ということなのです。どちらかといえば、「当たり前だろ、そんなことは察してくれよ」という態度でした。周りの人たちは何がいいことで、何がよくないことなのかがわからずにいたのです。だから当然、事業も良くなるわけがなかったのです。

頻繁に顔を突き合わせていても、理解しあえるというものではありません。

改めて話してみることや、文面にしてみることがいかに重要かということは、その後、徐々に学んでいきました。そしてそれに合わせて事業もよくなっていきました。せっかく、こういう実績のある手法があるのだから、Jとは、グループリーダーによる「【朝メール】を、やってみよう。やるなら今でしょ!」というような話になりました。そこで早速昨日からスタートしたGBG版【朝メール】。進化していくという予感があります。ほかのグループでも始めてくれてまったく構わないと思います。いかがでしょうか?

以前からこの構想はあったのですが、ウェブシステムを作らなければいけない、などの理由で実施できずにいました。でも、改めて思いますが、テキストベースでメールのやり取りでもできることです。ならばやればいい。「システムがないからできない」というのは言い訳なのだということかもしれませんね。

Comment(0)