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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

「7:3の法則」で仕事が活き活き

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===ほぼ毎朝エッセー===

□□人事ローテーションや組織替えはチャンス、7:3の法則を応用しよう!

昨日は、4月1日からの体制の人事異動を発表しました。

e-Janでは今に至るまで、あまりドラスチックな配置換えをせずにきました。現場のリソースがタイトであること、現場で人が育つことに任せていたからです。10人~30人くらいの会社であれば、現場任せというのも大いにありだと思います。

ところが、1年前くらいでしょうか。「今のままでは会社や人の成長が滞るので人事ローテーションや組織替えをすべきだ」と、強く感じるようになってきました。人は自分の環境に合わせて仕事を構築するものでもあります。人が代わることで仕事自体の見直しを実施するチャンスも逃している可能性があるのです。

それなので、昨年頭から自分としては、経営会議は主張していました。そして、昨年の10月に人事ローテーションを実施するつもりでいたのです。ところが、現場のタイトな状況が理由で実施できずにいました。

ただ、そろそろ陣容的にも立派なものになっています。一方、会社としてやりたいことに対して、できることがまだまだ足りていないようなのです。それは組織の設計に問題があるからなのです。経営会議では、会社として今後どうありたいか、ということと、一人ひとりにどのように成長してもらうのがいいのか、このことを4人で真剣に考えていました。

国際展開や事業転換など、会社としてやりたいことを実現するには、例年新人には加わってもらいますが、今いる各人にもっと成長してもらうのが必須です。そこで新年度を迎えるにあたって人事ローテーションを断行、内容を発表したのです。

上記が、私の視点から見た動きの理由です。
そして、これが皆の仕事の何を変えていくのか?

「7:3の法則」のチャンスを生み出すのです。

私は仕事には「7:3の法則」があると考えています。自分がアサインされたことを「ちゃんとやる」ことに7割の時間と労力。そして、自分が仕事として「やりたい」と考えることに3割の時間と労力。このバランスをきっちりと保つべきなのです。

忙しいのは当たり前です。ところが、それに流されるままにしておくと、どんどんと小粒の忙しさが降ってきます。そして、いずれ埋まってしまう。ところが、3割の別なことにエネルギーを割いていると、その3割が降ってくる小粒の忙しさを根本的に絶つような動きをするものです。仕事のゲーム自体を変えることだってできるのです。そう。いわゆる「急がないけど大事なこと」に3割を当てるべきなのです。

そして、人事ローテーションや組織替えというのは、新鮮な視点で目の前を見直すことができる大チャンスなのです。是非とも「7:3の法則」を意識して、自分の3割を何に使うのか、再定義して実施してください。

(※社内向けのエッセーでした)

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