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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

フレックスタイム制と半日休とを両立させるアイディア

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おはようございます。

雨の朝。夜ヨーグルトの効きすぎのためかワインを飲みすぎたためか、今朝は6時過ぎまで寝坊をしてしましました。普段より一本遅い高速バスです。

===ほぼ毎朝エッセー===

就業規則の見直しをしています。その中の勤務時間について先日、社労士さんの助けをいただきながら、より柔軟な、e-Janらしい就業規則にしたいと皆で悩んでいました。その中で、なかなかいいアイディアに巡り合ったと思うのでご紹介しましょう。

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当社では10時~15時をコアタイムとしたフレックスタイムを採用しています。お昼休みは11時半~13時半の中で1時間とる。1ヶ月で8時間×就業日数を働けばいい。それを超えた分は、残業としての扱いになります。このような仕組みで運営しています。

ところが、ここに悩みが生じていました。

午前半日休とか午後半日休をどのようなルールで運用すればいいのか、ということです。つまり、上記のような柔軟なフレックスタイム制の中では、午前半日休を取ったら何時までに出社しなければいけないのか、午後半日休を取ったら何時に退社していいのか、また、お昼休みの扱いはどうするのか。

ここの疑問がどうにもすっきりと解けなかったのです。

そこに今までは従来の風習というのか、社会の常識というのか、結果的には「なんとなく」午前半休のときは13時まで出社、午後半休のときは12時まで勤務、という習慣ができていました。でも、これは全く理にかなっていません。統一理論での説明がつかないわけです。個人的にはとても気持ちが悪い思い、歯がゆい思いをしていたのです。でも「悩むものだ」と思いました。皆でうんうんブレストをする中、あるアイディアにたどり着いたのです。

「あっ、そっか!半日休を半日の休みだと考えるからいけないんだ。4時間労働する日、と考えたら問題は解決するぞ!」と。

つまりこういうことです。

フレックス制を前提とするなら、半日休を取るのではなく、4時間働けば半日休扱いにすればいいのです。好きな時間に出社して4時間働けば帰っていい。それを半日休と扱うようにすれば、フレックスタイム制と矛盾なく両立します。

コアタイムとの絡みは、1分でいいのでコアタイムには出社していること。こうすればコアタイムの意味もある。「コアタイムには顔を見せてくださいな」ということです。

すると、こういう出社もできることになります。朝6時1分に出社して、4時間働いて10時1分に退社する。これで半日休扱い。あるいは、午後2時59分に出社して、4時間働いて6時59分に退社する。これで半日休扱い。

半日休をより活かすことができると思います。プライベートライフがより充実させられます。すばらしい仕組みになると思いませんか?7月1日からの運用開始が目標です。楽しみにすらなりますね!

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いつも思うのですが、常識にとらわれるのではなく、よりいい方法が無いかと、悩むと、第三の解というものに巡り合うのです。上記もその一例だと考えます。

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