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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

「偶然教」の熱心な信者

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おはようございます。

雨は上がっていますがどんより曇り空。

===ほぼ毎朝エッセー===

□□偶然に任せる勇気

もともと技術系思考だった私は、科学的な網羅性や連続性を信じたく、偶然起きたことは、あくまでも偶然であると考えていました。ところがいつからでしょうか、偶然の力を信じるようになりました。

これは仕事にも応用しています。たまに見つけるバグ、たまに見かけるミス、たまに起きるトラブル。こういったものを偶然だからと放っておかず、フィードバックして対処することが、後々大きな効果を後々生むことを何度も体験しました。

次第に、目にとまったこと、気がついたこと、これらは偶然に起きたことなのではなく、何らかの示唆なのだと考えるようになったのです。開発においても、プライオリティ決めに困るようなときには、2か所以上から偶然のように重なった要望や問題を優先して対処するようにしたのもこのためです。

目の前に巡りあわせのように起きること、巡ってくるチャンス、やってくる人、起きる問題。全ては何かの意味を持っていると考えると、多くの場合は「嫌だな」と思うようなことでも、「ん、これは何かのヒントかな?」という好奇心で眺めるようになるのです。こうなるとすでに「偶然教」。

だから、偶然起きたことを元に、決めごとをするスタイルに。判断のタイミングも早まってきます。決めたのであれば、実行する。いずれ実行することなのだから、どの順番でやっても、どの道筋でやっても、いずれは同じところにたどり着くわけです。

「偶然に任せる勇気」とでも言うのでしょうか。くよくよと途中の判断を後悔するようなことも減ってきました。もちろん、判断には、なるべく多くのデータを頭の中に展開する必要があります。だから、社内ではフラットに議論をします。議論では、誰の意見かが重要なのではなく、どういう多様性を与える意見なのかが重要。そしてその場で集まったデータを元に決めるわけです。

決めたら進む。進んで周りを見回す。またそこに偶然ある要素で決める。何せ「偶然教」の熱心な信者ですから!

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