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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

「社内英語講座」「社内中国語講座」ついに「社内日本語講座」

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おはようございます。

前評判とは大違いで空振りの台風でした。今朝は交通機関も問題なく運行。助かりました。

===ほぼ毎朝エッセー===

昨年の6月に始めた社内英会話は、業務時間中に45分間、1対1で英語を学ぶという仕組みです。基本的には先生の授業枠に個人個人があてがわれ、その枠を責任をもって受講する、都合が悪かったら他の人と交換するというシンプルなルールで運用をしています。

そこらへんで飛び交う英語の増加を見ていても、効果は上がっていそうです。そして、面白いのが、プライベートな時間も一緒に遊びに出かけるようなことがあるようで、文化の相互方向の交流には、大きな社会貢献をしているのではないかと思っています。

さて、中国でのビジネス、シンガポールへの進出、台湾人、中国人、シンガポール人の採用などと相まって、「中国語を勉強したい」という気持ちも高まってきした。そこで、5月、シンガポール人の先生に中国語講座を開いてもらいました。英語の形式と同じ、個人授業形式です。

自分も受講したのですが、なかなか覚えるのが大変です。でも、受講すると頭の違うところが刺激されるような感覚や、リフレッシュした気持ちや、異文化の相互理解にもつながることが実感できています。語学そのものを学ぶ以上の価値があるように思えています。

ここで、さらに「日本語講座」の要望も高まりました。当然のことながら、元々いるインド人やオーストラリア人、さらには今後増える台湾人や中国人などに、日本語を学ぶ機会が無いのはアンフェアです。日本語が教えられる適切な人がいないかと心に思って探していたのです。

そこに来年の入社が内定している、中国人の学生さんから「この人はe-Janに合っていると思います」と、同じ大学に通っている別な中国人女性が紹介されました。上海から来たという彼女は、ぱっと見、普通に日本語を話すしリアクションとかも日本人女性のようで違和感が無いのです。聞くと、日本語の講師を上海にいる頃からやっていて、その資格も持っていると。中国語の講師の強化、と思って面接したのですが、思わぬところから日本語の先生も現れた感覚です。

昨日から彼女が来るようになって、中国語講座の枠の拡大と同時に日本語講座もスタートしました。早速3人が受講。その先生と受講者のコメントを引用してみましょう。

以下引用==>
(⇒以降は私のコメントです)

■オーストラリア人
[先生のコメント]
日本語の数字の言い方に弱いと教えてくれたので、今日はまず“一つ/一日”から教えました。その次は、自己紹介とあいさつを中心として、「私は~です」と「はい、そうです/いいえ、~じゃありません」という文法を教えました。
HW:数字の数え方を覚えること

[本人のコメント]
[News/Things to Share/Appreciation Message]
Today I had my first Japanese lesson with コウーさん, she walked me through some of the basics that I'd forgotten. It was enjoyable to learn Japanese again after 4 years of not studying at all.
頑張ります!!!
⇒よかったです!it is really a matter of occasions.

■インド人
[先生のコメント]
本人が五十音図が読めるのですが、なかなか書けないです。50音図ができないと次のレッスンにすすみにくいと私はアドバイスをしました。数字の数え方が早く覚えてくれて、あいさつと自己紹介を教えました。
HW:五十音図を書けるようにすることと数字の言い方を覚えること

[本人のコメント]
[News/Special Thanks To]
- Japanese leaning started after a long time.  It is been very convenient having sessions with-in the office ...
⇒it is very convenient so everyone can really continue that easily.  we were able to invent a very effective system.

■台湾人
[先生のコメント]
前の二人より日本語のレベルが少々高いので、「こ、そ、あ」の使い分け、と日常会話をしました。今の仕事や生活の中で困ることを教えてくれて、例えば、電話をするとき、コンビニで買い物をするときに使う日本語がわからなくて、それについて教えました。
HW:自己紹介文を書いてもらうこと

[本人のコメント]
[Good News / Special Thanks To]
Today, it is my first time to take the language lesson,  I hope I could learn more basic part to improve my skill.
⇒please take advantage of it and improve your Japanese!

■先生の感想
[Good News/Special Thanks To]
初回目のレッスンなので、ドキドキしながら、うまく行けるかどうか心配してましたが、レッスンを受けたみなさんはとてもまじめで、無事に終わってよかったですと私が思ってます。本当にありがとうございます。楽しくレッスンをして、楽しくレッスンをうけてくれて、私はとてもうれしかったです。
⇒ありがとうございました。まさか日本語の先生も兼ねられるとは思いませんでした。日本人が教えるよりも分かりやすいのでは無いかと思っています。(分からない人の気持ちが分かるから)

<==以上引用終わり

ダイバーシティが進んでいます。

その時に、全方位的にフェアであるのがいいです。そして、こういう一つ一つのインタラクションから生まれる、目に見えない価値というのは、必ず自分たちの将来の大きな財産になります。

「社内外国語講座」とても効果的だと信じています。

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