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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

このサイクルを繰り返すことで想像物が創造物に

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おはようございます。

雨上がりのグレーな曇り空。あ、指が。。

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===ほぼ毎朝エッセー===

ものごとを創造する能力ってどのようなプロセスを経るのでしょう?

まずは空想から脳の中で様々な想定をしていく。

その中からスケッチブックやエクセルなどに内容を書きだして行く。
周りの文献やらウェブやら、インプットをしてはまた書き出す。

実際に書き出してそれを目で見ると矛盾が見えてくる。
だからさらに想像をする。また書き出して行く。

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ここの段階くらいで人に相談するといいです。

自分だけではどうしてもまとまらないけど、人に話すとあら不思議。
まるで自分の中から別な答えが出てくるような感覚がします。

相談は答えを求めているのではなく、聞いてもらいたいわけです。

そしてまた空想して書き出す。緻密さを上げる。

その段階でまた披露する。意見をもらう。自分の中からまた出てくる。

このサイクルを繰り返すことで想像物が創造物に近づきます。
緻密さが上がれば上がるほど、その創造物は現実に近づいています。
緻密なので、まるで現実のように感じる。

あるいは区別がつかなくなってくる。するといつの間にか現実化している。

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事業計画などもそうです。

想定できる数字をエクセルに書き出す。いいことも悪いことも全て反映。
想定される費用、キャッシュ残、売上予算、その達成度合い、などなど。

それをモデルとして事業予測して様々なシミュレーションを実施する。
すると数々のグラフが過去と未来とを示してくれる。

そのシミュレーションで最も好ましい場所を見つけて、イメージする。
すると、時間を経て大抵そのようになっています。

自分が現実的に信じられることがきっちりと実現している。
これは不思議な体験です。

だからエクセル表をシミュレーションして皆に見てもらっているのです。
それによってより、自分の中では緻密さが高まるからです。

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