「技術の○○」と、技術を謳うところは次第に廃れていくみたいです
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おはようございます。
今朝は梅雨であることを忘れさせる空です。
梅雨入り宣言、早すぎたのでは?
===ほぼ毎朝エッセー===
皆さん、科学技術って何か、考えたことありますか?
自分は科学技術を「再現のテクニック」だと考えています。
いわゆる手順を記録する。そしてそれを次の人が同じように再現できる。
その伝達手段が確立していることが科学技術。ポイントは再現性です。
中世の魔術のような、秘密のレシピに最後の仕上げの鼻薬。
「チチンプイプイ~!」と仕上げるのも、
レシピが確立しているのであれば立派な科学技術だと考えます。
面白いもので、国にしても会社にしても、
「技術の○○」と、技術を謳っているところは次第に廃れています。
なぜならば、技術は再現がしやすいからです。
文書化してあれば、学べば誰でも再現ができてしまう。
故に真似もされやすいし、それがアドバンテージであり続けることは難しい。
真似されるのをふせぐのに特許があるといいます。
一方、メーカーにいれば分かりますが特許を回避するのも技術です。
あるいは紛争で和解という手段もあります。
一方、当たり前ですが技術開発をすることは怠るわけにはいきません。
技術力がなければやりたいことは実現できないからです。
では、技術をどのように活用するのがいいのでしょうか?
それにはユーザー視点が大切だと考えます。
使う人が便利になる。使い続けてくれる。愛着を持ってもらう。
そういったことを実現するために使うのが科学技術なのだと考えます。
技術が先にあるのではない。この視点を誤ると様々にミスリードしますね。
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※20130604 10:03 タイトルを一部変更しました
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