研修教育における「4:2:4」と「7:2:1」の法則
おはようございます。
朝の空がクリアです。空気も冷たくて気持ちがいい。
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先週金曜日にグローバルナレッジネットワークという会社にお邪魔しました。
オルタナブロガーである田中昭和淳子さんが会合をとりまとめてくれ、色々と研修関連でのお話をしてくれました。大木さんと小俣さんがすでに記載してくれていますね。
その中でとても参考になったことがありました。
研修教育における「4:2:4」の法則と「7:2:1」の法則だそうです。
メモしておきましょう。
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■4:2:4の法則 (ブリンカーホフさんの法則)
研修を成功させるための要素としての重要度は次のようになると。
「before(研修前の意識付け)」:「研修そのもの」:「after(研修後のレビュー)」
これが4:2:4だというのですね。研修そのものは20%。それよりも、
行く前の動機付け、重要性の理解、そして、戻ってきてからの業務での利用。
こういったことがカッチリできるといいそうです。
■7:2:1の法則 (誰の法則か失念...m(..)m)
人は何から学ぶのか?
70%が自分自身の経験から学ぶそうです。
20%が他者の経験を聞いたり他者からのフィードバックを受けたり。
10%が本を読んだり、研修を受けたり。
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研修の会社であるグローバルナレッジネットワークの田中昭和淳子さんが、研修を過大評価しないようなお話をされているのが面白いですが、実態なのでしょう。研修を受ける意義、その後の利用。そして、やはり学ぶには本人の姿勢が大切と。
言われてみれば当たり前ですね。自分でも体験しました。社会人を7年経験してからビジネススクールに入ったのです。
「それって何でやっているの?どうしてやる必要があるの?」
疑問が沢山頭の中で渦巻いていたのですね。それを自分の疑似体験としてケーススタディで勉強し議論しつくす。ゆえに授業の面白いこと面白いこと。
乾いた海綿が水を吸うように頭に知識が入っていきました。ケーススタディなので、疑似体験。それを2年間で700ほどやるわけです。ずいぶんと高い投資を派遣元にしていただいたわけですが、自分としてはとても勉強になりました。事前の意識付けは充分に高かったのでしょう。
是非ともそういったことをこの会社でも実現したいと思っています。
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「教育をする」と言っても、その内容と、成果の計り方はなかなか難しいです。そう、教育って何が勉強できたかがすぐには出てこないから。そういえば、バージニア大学のビジネススクールの教授の言葉を思い出しました。
「教育とは、習ったことを忘れて、残ったものがその本質」と。
一方、IT教育のように即時的に成果のでそうな内容もあります。こういったところは是非グローバルナレッジネットワークさんなどを利用させてもらいたいです。
忙しい中ですが、色々とやっていきたいです。ありがとうございました。