社名変更をするってどういうこと?2011年の10大ニュースカウントダウン!(2位・1位)
仕事納めが過ぎてしまいました。今年の10大ニュースを続けます。
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■2位:陣容の拡大
サービスが成長していると仕事は際限なく多いです。「やるべきこと」と「やりたいこと」が多数あります。会社としてはそこを取捨選択してなるべくシンプルなサービスに仕上げるのです。それでもすぐに、「やるべきこと」と「やりたいこと」が芋づる式に出てきます。
そのような状態のところに新しいメンバーが加わるとします。すると加わった人は、すぐに能力の最大部分まで引きだされるのです。イメージとしたら、皆でスカイダイビングをしている感じでしょうか。
・それぞれが手や足を持ちあってをつないで網状に広がっている。
・そこに誰かが加わってくる。手と足とを取り合う。
・するとすぐにその全体の網はその分だけ大きくなっていく。
・加わった人はフルに風を受けながら両手両足を最大限に引っ張られていく。
ビジネスの基本は人です。闇雲な数合わせで人を増やすことはしていません。
・会社にいい能力を持ちこんでくれる人であること。
・学び続けることができること。
・仲間を助けることができること。
・仲間としてやっていけること。
・自分のできる貢献をするという姿勢であること。
このようなことを重視しながら陣容を慎重に拡大しているのです。
様々なタイミングや縁で人と巡りあいます。そのような中で、2011年は鎌田さん、山田さん、池田さん、布施さんに陣容に加わってもらいました。おっかなびっくりのところもあったかもしれません。でも、すぐに上記のスカイダイビング現象になっているのではないでしょうか。
そして、2012年4月には新卒の方々4名に加わってもらうことになります。すぐに頼もしい戦力として育ってくれることでしょう。楽しみです。
2011年の10大ニュース第2位は陣容の拡大でした。
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■1位:こんにちは「e-Janネットワークス株式会社」
今までありがとう。「株式会社いいじゃんネット」
こんにちは。「e-Janネットワークス株式会社」
きれいな脱皮ができたのではないでしょうか。2012年以降も楽しみ、ワクワクしてきます。
では、社名を変えるというのはどのようなことなのでしょうか?
会社には「定款(ていかん)」というものがあります。
それは会社の憲法のようなものです。その会社が何をするために作られて、どのようなルールで運営されていくものなのかが記載してあるものです。その定款に「商号」という記載欄があります。それが俗にいう会社名です。
つまり「社名を変更する」というのは「定款に記載されている商号を変更する」ことなのです。
定款への変更は株主総会での議決が必要です。11月24日に臨時株主総会を開きました。株主総会では次のような議案を決議してもらうわけです。
議案 定款一部変更(商号変更)の件
(1)変更の理由:当会社の発展拡大を期すため
(2)変更の内容:変更の内容は、次の通りとする
現行定款
(商号)
第1条 当会社は、株式会社いいじゃんネットと称する。
変 更 案
(商号)
第1条 当会社は、e-Janネットワークス株式会社と称する。
株主総会でOKが出たら、同日付で定款が変更されたことになります。つまり、その段階で社名変更が行われたことになります。
実際にはそれですぐに社名が変わるわけではありません。
変更した旨を登記する。パンフレットやサイトや名刺や銀行口座などを変更する。お客様やパートナー企業に連絡をする。製品に記載されている社名を変更する。やることが意外と多いものです。それなので、定款上で変更された日と、社外で使い始める時期にはギャップが生じます。
今回のケースでは、2012年の最初の営業日から新社名を社外的に使うことにしました。区切りもいいです。
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「e-Janネットワークス株式会社」と名付けた思いには次のことがあります。
・社内からの意見も反映し、これならOKと合意できたものにした。
・『お客様に「それイイジャン!」といい続けていただく』という社是をあらわす。
・シンボルマークである「e-Jan」を社名に直接掲げる。
・インターネットを多面的に活用していくという意味で、ネットワークスと続ける。
・シンボルマークである「e-Jan」が目立つために、株式会社は後株にした。
実は、2000年の起業当初はローマ字やハイフンなどは使えませんでした。今の時代だから付けられた社名でもあるわけですね。なお、現在は社名には次のものが使えます。
・日本語(漢字、カタカナ、ひらがな)
・ローマ字・アルファベット(大文字及び小文字)
・アラビヤ数字(1,2,3,4,5,6,7,8,9,0)
・「&」(アンバサンド)
・「'」(アポストロフィー)
・「,」(コンマ)
・「-」(ハイフン)
・「.」(ピリオド)
・「・」(中点)
会社が今の姿になっていることには、裏に信じられないほどの膨大な人たちの思いがあります。自分たちの思いや努力だけでできるものでもないし、一朝一夕にできるものでもありません。考えられないほどの幸運も重なっています。
そのことに感謝する気持ちを以て、2011年の1位とさせてもらいました。
今後ともご指導ご鞭撻を賜りたく、よろしくお願いいたします。
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