ヌルヌル異形コンニャク法による「理想組織」の実現
おはようございます。
冷え込みが緩い朝です。3連休前の最終日。あとひと頑張りだっ!
今朝は、「創造」を通じた利益率の高い「理想組織」の実現方法について。
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■「搾取」すれば利益率が高まる
営業利益率が高い。これが成功しているビジネス組織の尺度です。本業の営業活動からどれだけの営業利益が出せるか。その率が大切です。
営業利益率を高めるには、アプローチが大きく二つあります。一つは「効率」です。そしてもう一つは「創造」です。それらを高めれば営業利益率は高まります。
「効率」を良くするには、次のようなことをします。
・ 仕事の生産性を高める
・ お客様からお金を多くもらう
・ 外部に支払う費用を下げる
・ 社員への給与を下げる
「カラカラの雑巾をさらに絞る」というような表現をする辣腕経営者もいます。どちらかと言えば、いわゆる「搾取」行為でしょう。これらのことを実行するにもとても強い意志が必要です。
「効率」から匂う「搾取」の香りを嫌った自分は、一貫して「創造」を信じています。
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■「創造」を目指して犯した失敗
「創造」を高めることについては、確立されたノウハウがあまりありません。かつ、創造性というのは測定しづらく、とかく軽視されてしまいがちです。
自分は会社設立当初に大きく失敗しました。
11年前、せっかく起業できた自分は、創造性の高い組織を作ろうとしました。自主性に任せた放任主義をとります。出社時間や退社時間を特に定めず、いわゆるクリエーターたちがやっているであろうことを、スタイルから入って実施してみたのです。
ところが、これがおおきな勘違いでした。
結果としては、笑いが多く楽しく好きなことだけをやる、けじめが無くだらしない、まるでお遊びサークルのような組織になってしまいました。必然的に、それは大きな赤字体質の会社でした。
まねごとの「創造」では利益が出ません。
その後、これではいけないと、大きく軌道修正をしました。
・ 早朝に嫌なことからやってしまう
・ やれることは全て内製化する
・ 金銭の出入りを全て細かくチェックする
・ 細かいことにこだわる
などなど。いわゆるマイクロマネジメントへと変質したのです。
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■「細かい創造」とは細かくこだわりながら個性を活かすこと
徹底的に細かくマネジメントするスタイルにしたことは効果を上げます。会社が利益体質に変わりました。いわゆる「効率」が高まったのでしょう。
その「効率」を更に追求するのか、もう一度「創造」を信じて動くのか。選択肢がやってきました。
人生で一貫して「創造」を信じている自分は後者を選びました。ただし、今回は「細かい創造」で、です。
「細かい創造」のポイントを挙げましょう。
・ 論理的な議論をする
・ 細かいことまで理解する
・ お客様からヒントをもらう
・ 個人プレーではなくチームワークで物事にあたる
・ 社内に上下関係を作らない
・ 組織の協調性を高める
これらのポイントが実行できる前提として、その「土壌」がひときわ大切です。それが自分が実現したいと目指す「理想組織」へのヒントでもあると思います。
その「土壌」はどのように実現できるのでしょうか。
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■ヌルヌル異形コンニャクも多数で容器に詰めれば隙間が埋まる
ベンチャー企業に集まってくる人たちは、様々な資質を持っています。その資質にいいものもあれば良くないものもあります。
とかく不足した部分を攻めてしまう自分がいました。でもそれではいけません。
資質を殺すのか活かすのか。殺すなんてもったいないので、一人一人に徹底的に活きてもらう必要があるからです。
次第に異形の個人個人を受け入れることを学びました。
人の資質にはとがった部分もあれば足りない部分もあります。足りない部分も含めて受け止めるのです。ジグソーパズルというよりは、いわば形の定まらない、異形のヌルヌルしたコンニャクとでもいうのでしょうか。
異形コンニャクを多数、容器に入れて詰めると、中のコンニャクは最適な方向を向いて隙間が埋まりますよね。そんな現象が発生します。
個人個人に必要な素養は、真面目さ、明るさ、謙虚さ、向上心です。これさえあれば、誰もが活躍できる「理想組織」へと近づけます。
個人個人が力を最大限に発揮すれば、それは「創造」を通じた利益の高まりを生みます。先日の「権威法」ではない「納得法」という考え方も大切です。
ファンタスティック4? ミスターインクレディブル?
チームメンバーの長所が組み合わさり難問を次々とクリアしていく。想像してみてください。なんて楽しいことでしょう。
「効率」を高めてもそれは、規模や大きいところにかないません。「創造」を高める、それも「細かい創造」を高めていくことが高い営業利益率を実現することなのだと考えています。
今後「ヌルヌル異形コンニャク法」と呼びましょう (笑)