学生インターンレポート:良かったです&チャレンジ大歓迎です
こんにちは。
残暑が厳しいというのか、猛暑がそのまま続いているというのか。長い夏です。
昨晩、地球の裏側で南米旅行中のA君からメールで『インターンレポート』、いわゆるインターン経験の感想文をもらいました。彼は弊社で足かけ約1年間、学生インターンとして勤めていたのです。
早稲田大学からの交換留学生制度で3年生のとき、アメリカに1年いて、戻ってきていました。ところが一般的な就職活動には出遅れたので、企業でインターンをしながら、1年間卒業を遅らせ、自分で納得できるところに就職したいという意志を持っていました。
結果的には、韓国の世界的大企業で、より厳しい世界にチャレンジするという選択をされました。うちではなく、ちょっと残念ではありますが、万事塞翁が馬。ものごとはどのようにつながっているかは分かりません。応援しています。
ではA君の『インターンレポート』みてみましょう。就職活動期間のブランク期間を挟んで、前期・後期の二期に分けてレポートしてくれています。
社内では皆が自分のことを「史郎さん」と呼んでくれているので、文中ちょっと違和感があるかも知れません。それでも、仕事に対する取り組みや考えなど、とても参考になるところが多いと思いましたので、このブログでシェアさせていただきます。
以下引用==>
いいじゃんネットでの経験
2009年8月1日から途中の中断をはさんで、2010年8月13日まで約1年の就業体験を振り返ります。
■いいじゃんネットで働くことになった経緯
いいじゃんネットで働いてみたいと思った理由は3つありました。
・就職活動前に就業体験をし、仕事というのに少しでも触れてみて、
自分の適性を掴む経験をしたかった。
中でも、より実務に近い経験が出来る企業を探していた。・IT系、特に成長しているモバイルのビジネスに興味があった。
・史郎さんの経歴・文章を見ていろいろな経験をしていて、
実際に会って話を聞いてみたいと思った。
以上の理由で、インターンの採用面接を受けてみました。面接の最中に実は、プログラマーの募集だったことが判明して焦りましたが、なんとか8月から働かせてもらえることに。(※注記:昨年はインターンとしてプログラマー職種希望の学生を募集していました。)
■就業体験第1期(2009年8月1日~2010年1月)
少し緊張しながら初日を迎えましたが、社員の方が親しみやすく、すぐに溶け込むことが出来ました。そして、初日のDRで「少しでも多くを吸収したいです」と書きましたが、翌日の【朝メール】で「自分が何で貢献できるかを考えてください」とアドバイスをもらいました。
このコメントは「インターンで自分が何を得られるか」というtakeの考えばっかりだった僕にとってはすごく新鮮な考えでした。それ以来、与えられた仕事をこなしつつも、「自分が貢献できることを探す」というネクストアクションを設けて、そのことを常に意識するようになりました。
すると、史郎さんの「チャンスは雨のように降り注いでいる」状態を実感できるようになりました。HPの改善案を出したり、企画を考えたり、アンケートを集計して報告したり、仕事が次々に増えてくるようになりました。
特に転機の体験は「プログラミングコンテスト」の企画・運営の仕事でした。
自分が貢献できることを探し始めてから10日くらいたった頃、自分がプログラマー募集ののところにねじ込んで採用してもらったことを思い出しました。そのため採用してもらった恩返しに、少しでも多くの学生プログラマーを会社に呼びたいと考え、学生である「アドバンテージ」を活かして、「プログラミングコンテスト」を企画しました。
翌日、キッチンジローでの飲みの席で史郎さんに考えをぶつけてみると「やってみよう」ということだったので、すぐに実施に移りました。多くの人に助けてもらいながら、運営をしていく過程は、やりがいのある経験でした。(※注記: 安く飲むにはキッチンジロー平河町店 笑)
結果は、定員には足りませんでしたが、何とか最終日を迎えられたことは、自分にとっては自信になりました。そして、今振り返るとこのときの経験が個人的にはユーザー会の運営にすごく活きたと思っています。
その他にも、営業を体験させていただいたり、事務のお手伝いをしたり、契約書・マニュアルのチェックをしたりと「会社ってこういう風に回っているんだ」と理解することができ、目からウロコの体験ばかりでした。そして、それはまだ小さく発展途上の会社だからこそ良くわかったと思い、改めていいじゃんで働くことが出来て良かったです。
■第2期(2010年4月~2010年8月13日)
就活を終えて、再びいいじゃんで働かせてもらえることになりました。最初は単発的な仕事が多く、「貢献できる分野を探す」状態でした。徐々に、PR系の仕事に主に関るようになり、ちょうど製品の宣伝・広報の活動が積極的になった頃と重なったため、仕事が増えていきました。
名刺情報を入力して、メルマガを発行し始めたり、展示会、記者会見、ユーザー会など、次々と関っていくことで、充実した日々を送ることができました。特に、第1回ユーザー会に深く関ることができたことは、貴重な体験でした。外注せずに自前で企画・運営する方針は、運営ノウハウやコスト感などが社内に蓄積されるのですごく良いと思いました。
そして、何より自分の頭で考えて行動していかないといけないので、個人的には大変エキサイティングな日々でした。マーケティング活動と一言で言うけれど、非常に地味で地道な活動が積み重なって、それが徐々に結びついて製品の認知につながるんだとリアルタイムで経験できました。
■まとめ
今回のいいじゃんネットでの経験から学んだことは大きく2つありました。
・アントレプレナーシップはどこにいても発揮できる
・モチベーションが仕事の成果を左右する
1つ目は、史郎さんの持論ですね。「自分が何に貢献できるか考えてください。」僕のいいじゃんでの経験もすべてはこの言葉から始まりました。この言葉こそ、アントレプレナーシップですね。自分が貢献できることを考え、目標を設定し、それに向けて周囲の人を巻き込んでいきながら、目標を達成していく。この考えは自分がどんな環境、どんな立場でも常にもっておきたい考えです。
2つ目は、1年間組織の中に身を置いて感じた印象です。自分自身、モチベーションは仕事の種類、感情等によって左右され、その結果もモチベーションに比例して、左右されました。いかに、人それぞれがモチベーションの高い状態を保つことが出来る環境を組織全体で作りあげるかが、その組織の結果を大きく左右すると実感しました。教科書では、何度も「組織は人」と書かれていますが、実際に働いてみて始めてそのことを理解することが出来ました。
==
以上、乱文ではありますが1年間の経験を振り返ってみました。
改めて、坂本さんや堀田さんをはじめとしたいいじゃんネットの皆さんには大変お世話になったと感じました。
本当にありがとうございました。
<==以上、引用終わり
成長中の小さな会社ですが、A君の将来にわたる仕事への取り組み姿勢など、基本的なことを学ぶ体験になってとても良かったと思います。A君の今後のビジネスパーソンとしてのご活躍を祈ります。
また、このようなチャレンジ精神を持った人は大歓迎です。弊社に「インターン希望」とご連絡を下さい。自分が面接をさせていただきます。
お問い合わせフォーム: https://www.e-jan.co.jp/inquiry/others.html
電話: 03-3239-5201 面接受付担当 池見 (いけみ)