iPadをLotusLive Meetingsのセカンドモニターとして使う
おはようございます。
家を出る頃にオレンジ色の太陽が昇ってくるシーンに出会いました。空は真っ青、抜けるように高いです。夜明けは着実に遅くなってきています。暗く涼しい夜明け前に駅まで行けるのももうすぐです。楽しみ楽しみ!
今朝は、最近弊社でLotusLive Meetingsで会議中にモニターとして活躍しはじめたiPadについて。
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ここのところ、日本IBMの方々とのミーティングが多いです。IBMの方々の説明資料はすべてThinkPadの中に入っています。さすがですね。何らかの説明には、ファイルを随時開きながら、共有画面に映し出して説明してもらうことが多いです。
同じ会議室にいるのであれば、皆の前にある大型の薄型テレビにモニターとして映し出すことでことが足ります。ところが、特に技術打ち合わせでは、インドにいる弊社の技術者とつなぐのが必須です。
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会議の様子をインドに中継しようとすると難易度が高まります。ウェブカメラ越しにSkypeで試したこともありました。ところが、画面の内容をウェブカメラで中継するのは、画質そのものや、電気の映り込み、焦点が定まらないなど、結構苦労しますよね。
そこでIBMの方々もいらっしゃるので、LotusLive Meetingsというサービスを使おうということになります。LotusLiveというのは、IBMのLotusがSaaS型のサービスとして提供している企業間コラボレーションツールです。ファイル共有やメッセージング、会議などの機能があります。Meetingsは、LotusLiveの機能の一つなのですが、会議をホスティングすることができます。
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LotusLiveのアカウントを持っている人が会議を主催するとします。その人は、まず会議室を開きます。次に、ゲストになって欲しい人たちにその会議室へのアクセス用のURLとパスワードを配布します。ゲストはその情報で会議に参加できます。
会議を主催する人からは、主催者側の音声と、使っているパソコン画面の配信ができます。画面説明のためのポインターなどお絵かき機能もあります。
参加者数は3段階の価格で分かれています。主催者+14参加者(年6.7万円税別)、主催者+199参加者(年101,300円税別)、および、主催者+999参加者(年135,600円税別)となっているようです。ただし、音声は下りのみなので、双方向の会議にしたい場合は、音声にはSkypeを併用する方が便利です。スピーカーマイクはUSBで動くPOLYCOM Communicator。
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さすがに、パソコン画面をカメラ越しではなくそのままシェアできるのは便利です。細かい文字や図なども、すべてそのままの画質で先方にも出ます。インドからのアクセスでも、もちろんのことですが、全く問題ありません。
ただし、画面共有には若干の時間差が生じます。特に通信カードなどを使って会議を主催するのであれば、そこがボトルネックになります。5~10秒遅く切り替わるという感覚でしょうか。それなので、会議を進める際の注意点として、手元の画面を見ながらそのまま話を進めてしまわないことが重要です。
相手が見ている画面を同じように主催側でも一つゲストとしてアクセスし、写しだし、注意しながら話すのがいいのです。ユーストリームみたいな時間差ですね。
そこにいきなりiPadが活躍するようになりました。LotusLive Mobile MeetingsというAppStoreから無料でダウンロードできるiPhone用のアプリなのですが、それを倍のサイズでiPadに映し出して、横目に眺めながら、画面の変化を確認しながら進行するのです。
http://itunes.apple.com/jp/app/lotuslive-mobile-meetings/id367353853?mt=8#
iPadが平らで、どの角度からでも見えるというのが、この場合はとても便利です。セカンドモニターとしての用途がここでも見つかりました。
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※20100727 10:10 LotusLive Meetingの価格を追加しました。