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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

英語うんちく: "as" は「イコール」と読み替えるとわかります

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★英語のフレーズで意外と引っかかる"as"、ちょっとしたテクニックで理解しやすくなります。

【朝メール】20060921より__

===ほぼ毎朝エッセー===

□□『人生はチョコレートの箱』

Momma always said "Life is like a box of chocolates. You never know what you're gonna get." 

ママはいつも言っている。「人生ってチョコレートの箱みたいなもの。自分に何がくるのか分からないのよ。」

フォレスト・ガンプという映画での繰り返し使われる有名なせりふですね。何部訛りのアクセントでぽつぽつと語る口調が、不思議と耳について離れません。トム・ハンクス扮する知能指数が低い主人公、フォレスト・ガンプ、彼は周りの『正常な』人々には馬鹿にされ続けます。それでも母親から教えられた言葉を信念に真っ直ぐと目の前のことに向かいます。次の言葉を信念に。

"What stupid is as stupid does"
「馬鹿なことをするのが馬鹿だということ」
  (馬鹿だから馬鹿なことをするのではない)

主人公のフォレストは目の前の課題に集中して、つぎからつぎへと60年代から70年代の様々な歴史的局面を飾ります。その結果、歴代アメリカ大統領から表彰される、多数の人々に影響を与える、でも本人はそれをすごいこととは思っていない、そんな痛快なドラマのフィクション映画です。大好きな映画の一本です。

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ところで、"What stupid is as stupid does"ってちょっと解釈むずかしいですよね。学校で習った英語の使い方とはなんとなく違います。それは"as"の使い方にキーがあるからなのです。これって、じつは算数の「=」(イコール)と同じです。

例えば、as soon as possible. は、 「早く」「可能」、ということで、なるべく早く、という意味になるのですね。

それなので、"What stupid is as stupid does"も

"What stupid is" "(what) stupid does"

と解釈しなおせばすっきりします。

「馬鹿である」「馬鹿なことをする」

つまり、「馬鹿である」という存在自体はない、という意味でもあります。お母さんが「おまえ、馬鹿ってものはないんだからね。馬鹿なことをするのが馬鹿なんだからね。」と、こう愛情をもって知恵遅れのわが子に伝えた言葉なわけです。

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『未来は自分で切り開く』と考える人たちがいます。「なんでこんなことが起きるのだろうか、もっと頑張らねば!」と、ついつい自分を「追い込む」のです。でも、状況は一向に切り替わりません。というか、変わるわけがありません。世の中は別に自分を追い込んだからと言って、物事を好転させるようにはできていないからです。

『人生はチョコレートの箱』そう考えれば違ってきます。

わくわくして銀紙に包まれたチョコレートを一粒選ぶ、そしてそのチョコをさっくりと噛んでみる、すると中身がブランデー味だったり、キャラメル味だったり、ナッツ入りだったり、何が出てくるか分かりません。でもそれをしっかりと味わうのです。

力の入った『未来は自分で切り開く』派は、「大好きなナッツ入りを絶対取るんだ!」と、気合を入れてチョコを選んだりします。でも別に気合を入れたからといって狙いのものが取れるわけでは無いし、そのあげく「自分の思っていた人生とは違う…。」なんて、嘆かれた日にはも、周りも困ってしまいますよね。

「何が起きても楽しみ」と、一粒ずつ選んで味わうのがいいです。一粒ずつ選ぶことが人生を創造してく、そんな勇気を毎日毎瞬持って選択をしていく、そしてそれを味わう、そんな意味が冒頭のフレーズだと解釈しています。

フォレスト・ガンプから学べるのは、無理なく生きる姿勢でした。

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