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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

チャンスは実は雨のように絶えず降り注いでいる

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【朝メール】20090727より__

===ほぼ毎朝エッセー===

□□目標や問題意識

「問題意識をもったほうがいい」とか「目標は何ですか?」と、このようなことを言われることが多いと思います。うざったいと思う人もいるのではないでしょうか。特に社会人になると多くなってきていると思います。問題意識や目標とはかけ離れた生活をしている人からすれば「何でこんなことを言われるのだろう」と思うかも知れません。自分も、「その方が成功する確率が高いからな」くらいに漠然と把握していました。

先日ある人と会話をしていて、一つの仮説が見つかったように思えました。
その人との会話です。

「チャンスっていうのは実は雨のように絶えず降り注いでいるんだよね。」

「雨のように、ですか?そんなにたくさん降っているのですか?」

「そう、そして、そのチャンスを殆どの場合は気がつかずにいてしまう。」

「もったいないですね。でも、なぜ気がつかないのでしょうか?」

「それは『目標』を意識しないからです。目標を意識すると降り注いでいるチャンスが見えるようになるのだと思います。」

「チャンスの女神には後ろ髪が無いといいますからね。チャンスはすぐに前髪をつかまなければいけない。」

「そうですね。そう、見えればとらえることができるわけです。たとえば自分が優秀だということを周りに認めてもらいたいという人がいたとします。すると、その人には、そういったレベルに合ったヒントが見えてくるわけですね。人との違いをアピールするチャンスとかです。

一方、自分で会社を興したいという人がいたとします。すると、その人にはさまざまなことがビジネスチャンスに見えてきて仕方がないわけです。それでビジネスそのものを創り出すことに成功する。当然のことながら、実績は大きく変わってきますよね。」

「なるほど、だから『目標』とか『問題意識』を履き違えると結果も大きく変わってしまいますね。そういう意味で大切なのですね。降り注いでいるチャンスを可視化することができるわけだ。。」

言われてみると納得ができました。確かにさまざまなヒントというのは、目標や問題意識を持つとより見えてくるわけです。それなので、何をしたいのか、何をすべきなのか、そいういった近未来へ思いを馳せる習慣をもつことで、両肩に降ってきているチャンスをうまくつかむことができるということです。そして、それらを間違って設定してしまうと、見えるものも大いに違ってきます。

時間が経つとともに、いいチャンスを利用できている人とそうでない人とには必然的に大きな差がでてきます。せっかくの人生なら、いいチャンスを最大限に活用したいですよね。そのために、目標や問題意識という、ともするとうざったいような言葉が大切になってくるわけだと、納得してしまいました。

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