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ヴィジュアル、サウンド、テキスト、コードの間を彷徨いながら、感じたこと考えたことを綴ります。

ダイエットアプリを視覚的に。形にしないサンプル小ネタ(2)。

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昨夏公開したWindows Phoneアプリ「今日も歩こう」を作っていたとき、消費カロリーに合わせて、人の形の絵が太ったり痩せたりする処理を追加しようかなとも思った。

それなら、アプリのタイトルは、「痩身一目瞭然」にしよう。

が、それでは、歩行計ではなくなってしまう。アプリの目的が曖昧になるのでやめた。

アプリの目的が、ダイエット目的であるなら、視覚的な結果表示はアリだと思う。Windows ストアアプリとして開発してもいいかもしれない。

2007年のExpression Design発売を祝って、日経IT Proに書いた連載「技術者のためのExpression Design入門」。

この第3回目「Expression BlendとVisual Studioを使って図に処理を実装する」では、BMI計算結果を、簡単な図で視覚的に知らせている。

人の形の幅を変えるだけの簡単な処理なので、アプリとして使うには、もうひとひねりあったほうがいいと思う。
たとえば、

身長を入力した時点で、標準体型の人の形の絵が表示される。
体重を入力すると、ユーザーの形が、指定したアルファの値で、半透明となって上に重なって表示される。

こうすると、標準とされる体型とどの程度異なっているかが視覚的にわかりやすくなる。

・毎日どの時間に計測するかをあらかじめ設定できるようにしておき、その時間にもっとも近いデータの直近3日分を、異なる色で重ねて、現況をわかりやすくする

表示データ件数を指定して、これまでの計測結果をアニメーション表示すると、ダイエットに成功しつつあるのか、失敗しつつあるのかが分かりやすい。

・経過は折れ線グラフでも表示できると、なおダイエットをやる気になるのではないか(逆に、諦めてしまう?)

人の形なんて甘い?おなかの内臓脂肪を切り出したような絵のほうが、ダイエットしなければ!という、恐怖感は増す(?)かもしれない。

ダイエットアプリとしては、上記記事の最後に書いているように、人の形の絵の中に胃を描いておき、食べたものの絵(食品のアイコン)を胃の上にドラッグするだけで摂取カロリーが表示される処理も考えられるだろう。

結果ではなく、事前に計算する方法もある。地図上の店をタップすると、その店の写真付きメニュー一覧が表示され、食べたいメニューをタップすると、総カロリーとそれを消費するために必要な運動の種類や時間が表示されるというアプリも考えられる。また、食べた後でどうやってそのぶんを消費すればいいかを考えるのではなく、消費できる方法を考えてから店を選ぶという完全に逆の方法も考えられる。

なお、前述の人の図の描画手順は、「第2回 デザイン・データを作成する」で説明している。現在、Expression Designはバージョン4でフリーである。このソフトについて何か記事を書こうとずっと思っている。今年こそは。

マルチタッチ処理。形にしないサンプル小ネタ(1)

※筆者が過去に作ったサンプルで現行の環境に移行しないものや、今後作る予定のない思い付きの小ネタを、ブログネタ化していきます。
アプリのネタとして利用する場合、
ネタ元として本ブログ名がどこかに載っていればちょっとうれしいかも。ただし、先行アプリや類似アプリ名の有無と商標権についてはお手数ですが自分で調べてください。公開時期によって状況が変わるので、公開結果について筆者は責任を負えませんので。

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