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補助金申請の書き方は、情報処理技術者試験の論文にも通じると思った

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コロナ禍の今年は、これまでになく補助金の申請が非常に多かった年だと思います。

補助金の申請は、慣れてない人には大変だという印象があります。

補助金の申請が大変な理由は大きく2つあります。

  1. 要項が非常にわかりにくい
  2. 申請書類の記入欄が非常に多い

1.要項が非常にわかりにくい

要項は、かなり分厚く、どう申請するのか手順や記入用紙について説明されていいます。
目次がきちんとしていて、どこを見れば何が書いてあるのかわかるようになっています。
しかし記入用紙の添付書類あるいは、個人個人での必要な書類の有無がわかりにくいことです。中にはチェックリストが付いていてそのチェックリストに沿って提出書類を揃えれば良いものもあります。書類には、一般的には整理の都合上(様式1)(様式2)と名称が付いていてファイル名など一目で何の書類かわかりにくいです。

2.申請書類の記入欄が非常に多い

申請書類ひとつひとつが何のために必要かが、わからないまま書くことが多いです。そのため住所や名前など同じことを何度も書く羽目になります。手書きで書く場合は、面倒が先に立ちだんだん字が雑になってしまうこともあるでしょう。

また書類の中の項目内がフリーフォーマットが多いと言う点です。項目が大きくとっておりその項目の中で書くべき内容が非常に大きな単位であることです。例えば、"計画の概要"、"現状の問題点""今後の見通し"などのように、記入レベルによって、簡単にも、詳細にもなります。全体で記述量の枚数制限をもうけている場合もあります。
せめて記入例があれば、わかりやすいと思いますが、それもないケースが多々あります。そのために専門知識のある方が、助言されるわけです。しかし、相談できない方にとってはハードルの高い資料作りとなるでしょう。

さて試験論文に通じるといった点についてです。

  1. 要項や案内書をよく読むこと
  2. 相手に伝わるように書くこと

1.要項や案内書をよく読むこと

補助金の申請者が気をつけるべきこととしては、案内書に則って書類に不備がないことが大前提です。揃えて欲しい書類が足りないと言うことでは審査に落ちてしまうのも致し方ありません。
(個人的には過去の申請時にバタバタと出したので、今になってみると過不足がなかったか一抹の不安があります。)

情報処理技術者試験の論文では、この補助金の要項が試験要項や案内書にあたります。
受験者は事前にこの要綱を熟読した上受験します。(ほとんどの方が読んでないようですが
ここには、試験区分の試験範囲、求める受験区分の対象者像やスキルレベルが示してあります。)

ここは過去のブログでも投稿しています。

試験では注意書きや案内書をきちんと読むこと~情報処理技術者試験

2.相手に伝わるように書くこと

補助金の申請数は、相当数であるようです。各自治体採択率が下がったり、採択に時間がかかっているのがそれを物語っています。その多数の申請の中で、採択不採択を決めていきます。当然読みにくいもの、わかりにくいものについては、申請を採択するのはむつかしくなります。

試験でも、採点者がすぐに出題趣旨にあっているか判断できることが大切です。そのうえで、内容面の充実度を評価し、それが得点に結びつきます。

そのために、試験対策では
読みやすい答案作成に時間をかけ、説明をしています。
・丁寧な字で書く
・答案をきれいに仕上げる
・アピール項目を項目分けして目立たせる
・施策などの項番を、前節や前章で述べたものと対応付けること
・一文を長くしない。
・説明は簡潔に
・アピールするものの根拠を明確に
 (定量的表現などの客観性をもたせる)

など です。

これらすべても申請書の作成につながることです。

これらは補助金作成の場面だけではなく、日ごろのビジネスにおける文章を書くときにも大切な点です。普段からそこに気をつけて文章を書く癖がついていると、補助金の申請書類を書く時にも伝わりやすい文章が書けます。

事業継続を考えることが精一杯で、申請書の書き方まで気が回らないかもしれません。
しかし、相手の立場に立って、文を書くと言う基本的なことを守ることは、今後も事業の中で意識していくことは、ビジネスの中でも効果を発揮することでしょう。今回は自戒を込めたブログです。

相手思いの文章と言う点では、山口拓郎さんの著書がとても参考になります。要約できることも、わかりやすさにつながります。

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