内定者からのメールは「無い無いづくし」
ただいまの時期は、新入社員研修に向けて、打ち合わせやテキストの準備をしています。
新人研修のビジネスメールについては、
内定時の人事担当者と内定者のビジネスメールのやり取りで、散見された内容を事前に伺います。
そしてその内容が、新人研修時に扱ってほしいこととして追加されます。
ある企業様のお話ですが、
昨年までは、内定者から送られてきたメールに無いものとして
「名乗り」が無い
~「名乗り」とは ○○大学の△△です。の部分です。
「件名」が無い
~件名 空白のまま送られる
本文中の「宛名」が無い
~三角商事 ○○様 あるは 三角商事御中がない
「署名」が無い
~名前と共に所属大学、連絡先電話番号などを最後に記す発信者の情報がない
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それが今年は
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「件名」「本文」「署名」が無い
~提出すべき書類のみが添付されている
そんなメールが大半を占めたそうです。
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人事担当者の方曰く、
「思わず目を疑った」
「自分の常識がおかしいのかなとさえ思えてきた」
何故こんなことになっているか・・・
採用希望の企業に応募する際に、メールではなくフォームに記入して申込ができることに慣れてしまって、ビジネスメールを書く場面がなかったことが原因ではないかと考えられます。
ビジネスでチャットを使う機会も増えてはいますが、お客様と丁寧に情報をやり取りする場面ではビジネスメールは欠かせません。
ビジネスメールの基本を知っていれば、チャットで連絡する際も、必要なツボは同じです。
ビジネスメールを書いたことがない方は、ぜひ基本を学んでください。
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2月に出版された お勧めのビジネスメールの書籍です。
文庫本サイズで、とても読みやすい。ビジネスメールの基本から、豊富な用例も紹介されています。
文章の専門家 山口拓朗さんが書いているので「相手に伝わる」という点で、ビジネスシーンにはぴったりの内容です。
デスクのそばに置いておきたい1冊です。