オルタナティブ・ブログ > 川口玲子の”気になるモノ,者” >

学生や社会人教育の中で見えてくる、ふと気になったことをつづっていきます。

新人研修でお伝えするポイント④【質問は自己の理解の確認もOK】

»

新人研修時期ですね。

電車の中でも、初々しいスーツ姿の新人と思われる方々をお見かけします。

さて、過去のブログで

『質問すること』に対して二つのポイントをお伝えしました。

新人研修でお伝えするポイント③【質問すること】

1.あきらかにすでに習ったこと、調べればすぐわかることを質問しないこと

2.質問した内容をきちんと『理解する』こと

です。

研修受講中に新人の中には
「わからないところはとりあえず無い。」
という方もいらっしゃるでしょう。

そんな時あえて質問しようとは思いませんね。

しかし「とりあえず無い」というのは、「100%わかった」と言い切れない状況ですね?

そんなときは

「○○について、私は~~理解しました。この理解であっていますか?」

という質問をすると良いでしょう。
質問というより確認といった方がいいかもしれません。

あなたのこの確認が、もし誤っていたらそれがわかる機会になります。
それだけでなく、ほかの新人も同じように誤って解釈している可能性もあり、その場合、みなさんの正しい理解につながります。

質問によって、講師が別の角度から説明をしてくれ、より理解が深まることにつながるかもしれません。

わからないことを訊くことだけが、質問ではありません。

「理解の確認もOKである」

と考えてよいのです。

講師にとっても質問を受けることで、受講者の理解度の確認やレベル感を知る機会につながります。

更にプロの講師なら、その先の講義について、進度、説明の深さやたとえ話のレベルなども調整をしながら進めます。

新人研修時、大いに講師に対して質問or確認をしていきましょう。

Comment(0)