2時間で、約2000文字から3600文字を書けるようになるためのトレーニング~情報処理技術者試験に役立つ記事
秋の情報処理技術者試験のAU、PM(春の試験ではST,SA、SMの3区分)では、午後Ⅱ試験は論述形式で解答します。その論述は約2000文字から3600文字を手書きで書きます。しかも制限時間は2時間しかありません。
今日は、2時間で書き上げるための、利き手の鍛え方と論述内容を理解する一挙両得の方法の紹介です。
まだ受験経験がない方は、「利き手を鍛える??」とやや訝しく思うかもしれません。しかし、普段手書きに慣れていない現代人にとって、これはとても重要なことです。かつて、私の講座を受講された方が、2時間の最後の方では、利き手が震えてしまい、思うように字が書けなかったとおっしゃっていました。
本試験では、午前試験のマークシート、午後Ⅰ問題の記述(30文字程度の解答を15個程度解答します)を経てからの午後Ⅱ試験ですから、ここまででも、かなり手は疲れてしまいます。
そのため、利き手を鍛えることも大切なことです。
あらためて
「2時間で書き上げるための、利き手の鍛え方と論述内容を理解する一挙両得の方法」
とは
解答例(問題集や参考書に掲載)を模写することです。
用意するものは
できればB5に400文字書けるマス目があれば一番ですが、なければノート、それと鉛筆(又はシャープペン)です。
やり方は、
論文解答例を、鉛筆で書き写します。
ただ書き写すだけでも、普段あまり字を書かなくなった社会人には骨の折れる行為です。普段、筆記用具もペンなどの滑らかなものを使い慣れていると、鉛筆のような摩擦力の高い筆記用具を使うことも大変な行為です。
さて、この模写にどんな効果があるかというと
・利き手を鉛筆書きに慣れさせ、本試験までに鍛えることができる
・利き手で鉛筆書きでのスピードをあげることができる
・試験区分で使う用語や表現の漢字が書けるようになる
・論文の書式が身につく
・文体のリズムがつかめる
・解答の事例を学ぶことができる
効果はたくさんあります。
模写では、がむしゃらに写すのではなく、採点者に読んでもらう文字として適切か意識しながら書いてみましょう。
それについては昨日のブログ (午後の試験答案を読むのは「人」です)で紹介しました。
たかが模写、されど模写
まだ午後Ⅱの準備が追い付いてない方、試験勉強に弾みをつけるためにぜひチャレンジしてみてください。