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午後の試験答案を読むのは「人」です~情報処理技術者試験に役立つ記事

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秋の情報処理技術者試験まであと25日です。

今年の試験日は、10月の第2週ということで、例年より一週間前倒しになっています。試験を受験される方は、早めの準備が必要です。

研修講師の私は、現在は試験対策研修を実施中です。

とくに午後Ⅱに論文試験があるPM試験対策をこの秋は担当しています。

講座では、受講される方の答案の採点もいたします。

その中で気が付いたことを紹介します。



まず意識すべきことは、答案を採点するのは「人」だということです。

午後の採点は、コンピュータではなく、「人」が行います。

受験者と同じ「人」が採点するということは、

受験者が「読みにくい」と思った答案は、採点者も「読みにくい」と感じます。

試験では、鉛筆(又はシャープペン)での手書きで解答します。

時間制約の中で慌てて書く文字ですから、きれいな字にはなりにくいです。

しかし、書かれた文字を採点者が判読不能だったら得点にはなりません。

膨大な山の答案を採点する採点者にとって、答案と向き合った瞬間に、とても判読しにくい答案が目に飛び込んできたらどうでしょう。

これはモチベーションが下がること間違いなし!です。

採点者が「人」であることを、意識したならば

・(できる限り)丁寧な字で書く

・読みやすい濃さで書く

・答案を汚さない(こすれたりしない)

・裏映りしないように気をつける>

に最低限気をつけ、その上でさらに

・一文は短く

・段落や節内で述べていることを、項目にして目立たせる

・段落内では最初に結論を述べる

ことが大切です。



合格に大切なことは、必要な知識、テクニックの前に、採点者が「人」であることをいかに意識できるかです。

採点者(読み手)のことを考えて、解答を書けない人は、PMとしてもステークホルダーに対して、「伝える」ことが苦手なのではないかと思ってしまいます。

・書いた答案は、最低限自分で読み直す

・他者に読んでもらいフィードバックを受ける

これを実践して、人(採点者)に読まれる答案を

試験でも書けるように練習していきましょう。


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