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学生や社会人教育の中で見えてくる、ふと気になったことをつづっていきます。

新人研修でお伝えするポイント③【質問すること】

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新人研修のピークの時期は過ぎてしまいましたが、そろそろフォローアップ研修や内定者研修の時期ですね。
新人の特権は、質問できることです。新人なのだからわからないことがあるのは当たり前です。だからわからないことは先輩や上司に質問しましょう。
おそらく、新人に対して周りの人は、「なんでもわからないことがあったら聞いてね」と言ってくださっていることでしょう。
入社一年目うちは、新人として、なんでも質問することができます。
さてこの『質問すること』に対して二つのポイントがあります。

1.あきらかにすでに習ったこと、調べればすぐわかることを質問しないこと

研修で習ったことや、社内にある資料を調べればわかるはずのことを、安易に聞いてしまわないことです。
相手の時間をいただいて質問しているんだという意識を持ちましょう。
よくない事態として、資料に書いてあるということを忘れていた、あるいは知らなかった。そのため質問してしまうケースです。これは致し方ないこととは言え、まず質問する前に調べてみると防げることです。

2.質問した内容をきちんと『理解する』こと

せっかく質問したのですから、しっかり理解しましょう。
適当に聞いてもう一回同じ質問をするのは好ましくありません。
わかったふり、できたつもりというのは、良くありませんね。
来年になって次の新人が入ってきたら、質問がしにくくなります。周りの方もあなたを新人とは思わなくなります。さらに新人に教える立場になります。きちんと説明ができて『理解した』ことになります。今のうちに、わからないことは解決しておきましょう。

『理解している』という意味について、IT mediaで執筆中の斎藤昌義さんが、ブログで記事も書かれています。
とてもわかりやすいので、是非参考にしてください。

IT系のトレンドを理解するのには、斎藤さんの著書がお勧めです。

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