「怒られたい著名人」第1位はマツコ・デラックスさん
前回の記事では、6/6はアンガーマネジメントの日を紹介しました。
"怒り"をテーマにした調査結果では、一般社団法人日本アンガーマネジメント協会が
この人になら「怒られたい著名人」第1位は、マツコ・デラックスさんが堂々の2連覇!
を発表しました。
協会では、マツコ・デラックスさんが選ばれた背景として、
現代人は"納得できる怒り"をぶつけてくれる存在を求めていると分析しています。
また協会理事長もマツコさんのことを、「弱い立場の人の視点を持つことができ、誰に対しても公平に怒ることができている点が多くの人に好感を持たれている理由でしょう。 人によって怒ることを変えないということは、怒っても人に好かれる人になるための大きな条件と言えます。」とコメントしています。
怒りというのは本来受けたくないものです。しかし、"納得できる怒り"であるならば、受けてもいいというところが注目すべきところではないでしょうか。
アンガーマネジメント入門講座で紹介している中に、「べきの境界線」という暗号があります。人が怒るか怒らないかの境界線であるこの、「べきの境界線」。
問題となるのは、この境界線があいまいで、大きくなったり小さくなったしすることです。つまり同じ事象に対して、機嫌や相手によって、怒ったり怒らなかったりすることです。なかなかこの、「べきの境界線」を一定に保つことは難しく、ついつい怒りは機嫌や相手に左右されてしまいます。
マツコさんは、よく怒っているイメージがあります。
よく怒っている人に怒られるのと、めったに怒らない人から怒られるのでは、前者の方がショックが少ないように思います。またマツコさんのポーズも、「言いたいこと言ってます」、「怒りたいだけ怒ってます」を演出しています。つまりマツコさんだから怒る、だれでも怒られるのが普通という図式ができています。
しかし、その怒っている中身をよくみると、その怒りにはちゃんんとした「べきの境界線」があり、ぶれてないということです。相手がだれであろうとも、同じように怒るのです。怒りの中身も決して相手への責めではなく、時には励ましだったりすることろにマツコさんの怒りに込められた愛情があるように思います。
怒ったり毒舌を吐くのに、好感度が高い有名人には、マツコさんと同じ「怒り」に対する共通点があるかもしれませんね。