Apple WWDC25 keynote等を見て
Apple WWDC25のkeynote等、今年もリアルタイムではなく、後日見ました。
まず、keynoteから。1時間半の映像です。僕が最も気にしていたのは、昨年発表して大幅に遅れているPersonalized Siriでしたが、冒頭に今後1年かける、と説明されました。今度はちゃんと出るでしょうか。
OSのバージョンが年号になったので、毎年のメジャーバージョンアップを継続する意思表示と理解しました。マーケティング要素があるとは言え、毎年メジャーバージョンを更新する必要はないと思います。AppleにはOSの根幹の改善が必要な部分と、アプリで改善できる部分を分離して欲しいと、強く希望します。
さて、新しい画面表現のLiquid Glassはとても美しいものの、Appleらしいと言うか、過剰にCPUやGPUパワーを使っていると思いました。ただし、透過するデザインなので、下地によっては見にくくなることもあるでしょうし、視力に障害のある方には苦しいこともあるかもしれませんから、アクセシビリティに設定があるだろうと推測しています。
その他にiOS 26で気になったのは、Lens cleaning hint, Arabic Calculator, Braille Access, Export notes to Markdown。
ここまでiPadのウィンドウ操作がMacに近くなったのだから、もはやハードウェア構成の差だけにしてくれる方がユーザーには親切と思います。僕がMacをやめられないのは、ミュージックや写真の機能がiPad等で制限されているためなので。
それにしても、CEOのTimが歳をとったように見えて、年齢を調べてみたら、64歳。70歳くらいかと思った。
次にPlatforms State of the Union。こちらは1時間で、より技術者向けの内容になっています。そのため、僕が直接理解できることは多くありませんでした。
驚いたのは、アプリをiOS 26等に入れればLiquid Glassになるのではなく、Xcode 26でリコンパイルする必要があること。元のコードが変わらないのに、リコンパイルする必要があるとは。
その他にはSwift 6.2にWebAssemblyが出てきたり、macOSにContainerizationがあったり。
冒頭に書いたSiriの遅れのためか、全体として、着実な進化のように思いました。今度は着実にリリースしてくれることを期待しています。