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50年近く経ったVoyagerがまだ機能している

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1977年に打ち上げられた2つの探査機、Voyagerがまだ機能していることだけでなく、設定等も変更しつつ運用し続けているのは、当時の技術者たちの設計、そしてずっと運用している人たちの努力の賜物です。
Voyager - NASA Science

Voyagerの電力はプルトニウム238の崩壊熱を熱電対で電気に変えるRadioisotope Thermoelectric Generators、放射性同位体熱電気転換器から供給されており、1年毎に4W出力が落ちているそうです。そのため、徐々に計測機器の電源を落としており、つい最近も以下の記事のようにVoyager 1のLow-energy Charged Particles experiment (LECP)の電源が落とされました。
NASA Shuts Off Instrument on Voyager 1 to Keep Spacecraft Operating

LECPは、イオン、電子、宇宙線を検出します。Voyagerには10種の計測機器が搭載されており、稼働しているのはプラズマ波(plasma waves)と磁場(magnetic fields)の検知器だそうです。
次の対策はVoyager 2で5月と6月に実験する予定で、うまくいけば、LECPを復帰できるとのこと。

1977年打ち上げですから、せいぜい8bitマイコンの時代。おそらく搭載されているのはミニコンレベルでしょう。未だにそれをメンテナンスできるのもすごい。そして、通信速度はダウンリンクは7.2kbits / sec.で、太陽系外の遥か遠くのVoyagerに届いています。

子供の時に木星や土星の映像を見て感動したVoyager。いつまで稼働するでしょうか。

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