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Googleが契約した新しい原子力発電

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Googleに限りませんが、単なる巨大なデータセンターを超えた、巨大なAIデータセンターは電力の確保が課題です。そのため、AI大手は最近は原子力発電に目を向けているそうです。
その中で、Googleが先日に発表したのが以下。
Our first advanced nuclear reactor project with Kairos Power and Tennessee Valley Authority

Googleは以前から第4世代の原子炉を開発しているKairos Powerと提携しており、いよいよ2030年運用を目指して商用炉を建設するそうです。第4世代とは、冷却に水以外を使うようです。Kairos Powerの場合は、フッ化物塩だそうで。また、Kairos Powerの場合は炉が小さいことも特徴だそうです。

原子炉ならば二酸化炭素の直接の排出はありませんが、放射性廃棄物は第4世代でも変わらないようです。当然か。広大なUSですら、未だ商用発電の放射性廃棄物の最終処分は決まっていません。

原子力発電は短期的な二酸化炭素削減には良いとしても、放射性廃棄物を解決しない限り、別の問題が残ります。いくらビジネスの自由と言っても、野放図に電力使用量を拡大していいとは思えません。解決できるのは核融合としたら、しばらく先。

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